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ローマ・国立古典美術館バルベリーニ宮 in 車いす

ローマ
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映画、「ローマの休日」にも登場しましたバルベリーニ宮。

バルベリーニ家の蜂の紋章はとてもかわいいので必見です。
バルベリーニ広場の横には写真にあるミツバチの噴水があります。

教皇ウルバヌス8世がこのバルベリーニ家出身とのことで、あちらこちらに蜂の紋章を見かけました。ローマに限らずフィレンツェでも見かけましたよ。

さて、車いすでのアクセスはいかが?
最初にバルベリーニ広場からの坂道がありまして、ここはさほどデコボコしてはおりませんが、電動車椅子では無かったら中々のキツさだったことでしょう。。。

坂を上って暫くすると、宮殿の門扉が左側に見えています。
門をくぐって入ると…あれれ、、車いすのエントランスが見当たりません。
人もいないし。。両側の入口っぽいところはなんか違うし段がある。
入って右側のガラスの自動ドアらしきものはロープが掛かって閉鎖中。
左側のインターホンがあるグレーの扉しか入れそうなところがありません。

仕方がないので、スタッフらしき人へ声を掛けますと、、やはりそのグレーのインターホンのところから入れました。
ここも車いす利用者と同行者は無料です。本当にありがたい。
チケットを受け取ると、お土産売り場の奥にエレベーターがあり、ここから上階へ。

ここで私が見たかったものはコレ。

イタリアなのになぜかヘンリー8世の肖像画があるのです。
だって、ここローマ、バチカンってカトリックの聖地でしょ。離婚したいがためにカトリックと絶縁して、イギリス国教会作った上に妻を殺したりしてる王様ですよ。
残酷なこのヘンリー8世の肖像画がローマにあるってのが不思議。
でも見れて良かったわぁ~。

それから、大大大好きな、カラヴァッジョの「ホルフェルネスの首を斬るユディット」。
私が肉眼で見たカラヴァッジョのリストに入りました!嬉し~!
首を切っているこの少女の何だかひょうひょうとした顔が怖いです。
それに、まさに切られている所のまだ死にかけ?のところを描くっていうのがね。。
さすが、”カラヴァッジョ”なんですよね。

それから、スペインの画家。エル・グレコ。
エル・グレコって、カラヴァッジョとかとほぼ同年代の画家なのになぜか近代画家のような印象があり、ちょっと不思議です。
というか、ルネサンス期の画家が好きな私は子供のころ、この画家の絵が好きではありませんでした。なんか違うなぁって。
でも、実際にみるとやはり素晴らしい画家だったのだと感銘させられたのでした。
この絵、思ったよりもずっと小さいんです。小さい中に壮大なエピソードを描写できるってやっぱりすごいんだなと思いました。

他にも素晴らしい絵画が沢山。なぜか和風の室内装飾なんかもあったり。。

車いすで見学するにはとても見やすい美術館でした。

宮殿ですが、ゴテゴテしてなくて意外とシンプルで美しい建物。中には素晴らしいきれいな螺旋階段もあり、ここを下っても外に出られますので、ぜひここを降りてみてはいかが?

また、美しい庭園もありますので、見たい方は見た方が良いと思います。

宮殿ですが、ゴテゴテしてなくて意外とシンプルで美しい建物。

ちなみにここでおトイレには行かなかったのですが、帰り道、トイレに行ってたがいいかしら?ってことになって、すぐ隣の「Hotel Anglo Americano」で尋ねますと、とっても広いバリアフリーのトイレがありまして、快くお借し頂きました。

イタリアは本当に古い町ばかり。バリアフリー率も低いです。
トイレも場所によっては全然ないってことも。そんな時はホテルを探してお借りします。
4つ星や5つ星の高級ホテルほど、快く貸してくださいます。
ちょっと入るのに勇気がいるような高級ホテルでも全然大丈夫。
断られたことはありません。
車椅子だとトイレ問題がどうしても起きるので、遠慮しないでお願いするようにしています。

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