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達成感の話ーエベレストには登らないけど、芝刈りはする。

家のこと
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我が家の芝。
今年も頑張って緑豊かになりました。暖かくなるとどんどん伸びてくるので、芝刈りをしました。やはり、キレイになるとなんとも言いようのない達成感を感じます。
単純に、、芝生を走る犬♪に憧れて東側の庭を芝生で覆っております。
実際のところ、犬は芝生を走っておりませんが…(笑)
芝の管理は大変ですが、、、大変と言われつつもどうにかやっているのはやはりこの『達成感』を味わうためなのかもしれない。

芝管理の道具たち。

我が家の芝は”姫高麗芝”。
一般的によく植えられている芝です。冬はしっかり枯れます。だから、冬はほったらかしです。春から夏の間は『芝刈り』をして、キレイな青々とした状態を維持する。

芝刈り道具一式。

色々と芝刈りの道具はあるけれど、必要最低限でOK。
芝刈り機と芝切用のハサミ、ホウキに肥料と刈った芝を入れるゴミ袋。

芝の管理を始めたころは、熱い中、必死にやりすぎて、熱中症になってた。
今はね、ちゃんと水分をとって、飴玉なめたりしてちゃんと気を付けています。

頑張っていると、邪魔が入る。。

芝刈り機はこれ。

一番お安かったし、日本製だし、評価も悪くなかったし。
切れ味はどうかと言われると、、、あんまり切れなくなってきたので、、ちょっと刃を研いでみたりして、使い続けています。

それと、ハサミ。電動ではないから、ジョキジョキ手作業。

それから、欠かせないのが”肥料”。
やっぱりね、これはいいやつをあげたがいいと思う。

評判の良さそうな肥料を買っている。

効果は以下。
■有用微生物による病害予防
■サッチや土壌有機物の分解
■様々な栄養素の供給による芝生健全化
■芝生の生育ムラや色ムラの解消
■芝張り後の活着促進

最初は試行錯誤してたけど、最近はこの肥料一本。
3年経つけど、これだけで元気にしているわ♪
それと、今年は”ニーム油粕”というモノを知ったので、これも良いかなとちょっとだけ混ぜてあげてみている。結果はまだわからない。これは、害虫予防。。
ニームについてはこちらをご参考に…。

たいして、凝ったことはできないから、ただ、維持を目指す。
そして、無心で芝刈りをする。

芝刈りの順番。

最初に道具一式を倉庫から出して、まず芝刈り機で全体を刈る。
均一に刈って、刈り残しが無いように往復。
しかし、端っこは芝刈り機で刈れないのよね。。。

芝刈り機の刃が届かない部分が長く刈り残る。
さて、これをどうするか。。。
そう、ハサミでチョキチョキ。。。手作業で刈っていきます。
ブロックとかコンクリートの隅っこでビヨーンと長くなってしまった芝をぐるーっと一周刈って回って、同じ長さでキッチリ綺麗に刈り上げて、ホウキで刈った芝を綺麗に掃いて、肥料をあげてフィニッシュなのですが…。

おもむろに夫が「端っこはもういいんじゃない?」といいます。

私「でもね、これを刈るのか、刈らないのかで違うの!」
夫「だけど、大変だし、めんどくさいでしょ。」
私「そうだね、、大変よね、、だから今日はしない。けど、、隅っこまでビシッと綺麗になっているかなってないかでスッキリ綺麗さが全然ちがうよ!」

夫「何目的なの??、だってさ、だれが気に掛けるでもないじゃない。そんなに綺麗になってなくても大丈夫だよ。」

そう、確かにめんどくさい。・・・でも、でもね、たかが隅っこ。されど隅っこ。
やっぱり、ここを刈らないとちゃんとフィニッシュした気がしない。

そう、何の目的で”隅っこまで完璧キレイ”を目指しているのだろうか???

ちょっと考えてみた。
そう、、やっぱりこれは、、
自己満足!!綺麗にフィニッシュしたという自己満足と達成感なの!!

色々とこの時に思った。
夫と話しながら気づいた事は、、芝刈りの最終的な私の目的は・・・達成感だ

エベレストには登らないけど、芝刈りで得る達成感なのだ。

人はなぜ山に登るのか。
そこに山があるから。
なんで、空気の薄い高い山に登りたいのか。

そう、それは究極の達成感にある。

でもね、、でもね、、思うのよ。

野口健さんの活動を知っていますか??

NPO法人であるセブンサミッツ持続社会機構(英語訳:Seven Summits Actions For Sustainnable Society)は2002年度に、アルピニスト・野口健の環境保護活動をバックアップすることを主な目的として設立されました。

活動の柱は、エベレスト、富士山などを舞台とした「清掃活動」、次代を担う子供たちに環境に対する啓発および問題解決のための行動を促すことを目的とした「環境学校」、ヒマラヤの案内役であるシェルパの遺児の教育を主眼とした「シェルパ基金」の3つとなります。他にも地域主体のレンジャー制度の普及、エコツーリズムを中心とした環境保護と地域振興などにも取り組みます。

 野口が環境問題を意識したきっかけは、1997年に初めてエベレストに挑戦したときでした。ベースキャンプを中心にあふれかえる多くのゴミを目の当たりにしたときのインパクト、危機感が、現在の環境保護活動の根本にあります
2000年度より野口はエベレスト清掃登山に着手しますが、野口曰く「仮にテレビや新聞で『エベレストに大量のゴミがある』という報道を目にしても自分は動かなかっただろう。目の前に散乱しているその現実のインパクト、五感で感じる危機感があったからこそ行動に繋がった」とのことです。

セブンサミッツ持続社会機構

そして、この前からニュースで繰り返し報道されていた、『エベレスト登山渋滞』

エヴェレスト山頂付近で 「大渋滞」 死亡事故の原因にも?

今春すでに381人が頂上に

ネパール当局者によると、エヴェレストでは今月、過去最高の登山者が登頂を目指している。今春、これまでにエヴェレストに登頂した人は381人に上っている。

天候の良い時期は限られているため、登山道には「予想していたより多くの」登山者が集中しているという。エヴェレストの山頂付近で登山者たちが列をつくっている写真は、ソーシャルメディアなどで広く拡散されている。

ネパール当局者は、悪天候など渋滞以外の要素も、死亡事故の原因になっていると説明。「ヒマラヤにおける登山は、冒険心をかきたてる、複雑で繊細なものであり、細心の注意を必要とする。それでも悲劇的な事故は避けられない」と話した。

https://www.bbc.com/japanese/48419248

野口健さんの活動は数年前にテレビで知りました。
登山が趣味の人にとって、エベレスト登頂は一生のうちに一度経験したい特別な体験であろうということなのは解る。

が、、しかし、あの狭い一本道のしかも壮絶な環境にこれだけの人が登ったら。。
そして、登頂、下山できずに亡くなる人がいる。
遺体は放置。命優先ですから、必要のなくなったものを山頂に大量に残す。

ここに、自然を愛し、荘厳な風景を夢見て頂上に到達しても、横を見れば偉業を成し遂げられずに息絶えた遺体が随所に残り、そしてこれまでに登頂した人々のゴミの数々。

ここに、本当の達成感を感じられるのだろうかと疑問を感じてしまうのです。

目的は偉業を成し遂げたという自己満足。…達成感。。。??

芝刈りしながら思い出すことがなんで「エベレスト登頂」なのかは突っ込まないでほしいのだけど、、そんなことが頭の中をグルグルしたのであります。

芝刈りからエベレスト登山の話に飛躍し、この話を同じステージに乗せてはいけないでしょうか。

『達成感』という言葉を考えると、、私の芝刈りとあんまり変わらない???

「達成感」を感じることでは同じとしたい…。無理があるか。。でも、、でも、、、

エベレストを目指す人は「野口健さん」の活動を知ると、別の達成感を味わうこともできるんじゃないかな??

エベレスト登山をする必要な費用は準備から訓練、備品の費用から渡航費用、諸々合わせると500万以上かかるらしい。つまりは、、それだけのお金を準備でき、訓練を積み、長期の休暇を取れる人でなければ達成不可能だということ。
登山家と言われるプロがスポンサー付きでか、テレビ番組での取材なのか、あるいは富裕層と言われる人しか登れないということだな。

そんな、彼らがあちこちの山にアタックし、、ゴミがあちこち残されていくってこと?
それは、、、だれが掃除するの?

そんな彼らは山を愛する人たちなのか、ゴミを捨てていく人たちなのか。
最悪、、ボディを置いていかざるを得ないことになる人たちなのか。
自己満足の人たちなのか?

できるなら、、登山の目的が野口さんのように山を清掃することであってほしいと思うのはいけないでしょうか??

自分の達成感が優先なのか、自然環境を守ることの方が優先なのか。。。

まあ、結論としては、私に壮大な偉業はいらないな…
私は小さな芝刈り達成感で満足だわ♪

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