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ニューヨークでフェルメール♪フリックコレクション in 車いす

ニューヨーク
https://www.frick.org
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備忘録的ブログで恐縮です。ニューヨークでの写真を見返しておりますと、必見の場所を記録していませんでした!

日本人の「フェルメール」好きは世界的にも有名ですが、残された絵画は30点ほど。その数少ないフェルメール作品を3点まとめて観ることが出来る場所がニューヨークにはあります。
大富豪だった方の邸宅が美術館になっており、お屋敷内の装飾と共に、コレクションされた美術品を一緒に楽しめる、必見の場所。そして、車いすでもちゃんと入れますから安心です!

「The Frick Collection」場所と車いすユーザーの入口。

5th St、広大なセントラルパークを左手にアッパーイーストサイドへ進み、70th Stで右に曲がったところにあります。
5th Stをそのまま進むと、巨大美術館、メトロポリタンやグッケンハイム美術館へも行けます。

便利なGoogleストリートビューでも、中に入れちゃいますが(笑)。やはり肉眼で美術品は見ましょう!

入場料 大人:$22 障がい者・シニア(65歳以上):$17 学生:$12
※頂いた日本語のパンフレットによると、壊れやすい美術品なども、ロープなどで仕切ったりケースに入れずに、そのまま展示してあるため十歳未満のお子様の入館をお断りしているとのことですので、お子様連れの方は注意です。

営業時間は曜日によって変わるようです。
コチラで要確認 https://www.frick.org/tickets

では、車いすユーザーの入口はココ(黄色の矢印)からです。

正面玄関が右側の木製の扉で、その左側に車いすマークがあり、ここから一度スロープで地下1階まで降ります。誰もいなかったら、車いすマークの横にインターフォンがありますので、適当に「I’m a wheelchair user. Can I come inside from here.」とか言ってみましょう。スタッフが対応してくれます。

館内は写真撮影禁止ですので、写真がないのですが、、古い素敵なエレベーターに乗せて頂けます。
イタリアではよく古ーい木製のギシギシ言うエレベーターがありますが、ここ、ニューヨークでも、”古い木製のエレベーター”で素敵なオジサマが館内へ案内してくださいました。アメリカでヨーロッパな気分を味わえます(笑)。

それから、バリアフリーのトイレもちゃんとあります。部屋と部屋の間の古い木のドアの奥にお手洗い。。価値ある絵画が飾られた壁裏で用を足せます(笑)
トイレから出るとすぐに展示室で、出た時がちょっと恥ずかしい。。

googleのストリートビューより

都会の喧騒が一気に静かになります。

中に入ると一気に静かになります。噴水のある中庭もあり、ここで落ち着いたひと時を過ごせます。
私たちがすでに閉館間近の夕方に訪れたという事もあると思いますが、お客さんもまばらで、どこも人が一杯のガヤガヤしたニューヨークから別世界の静かな空間に包まれます。
そして、室内がまるでヨーロッパに変わるのです。
私が思う見どころは、やはり室内の多くの調度品です。もちろん、絵画もなのですが、絵画を楽しみつつ、これらの室内の装飾品と調度品もしっかり見ましょう!
絨毯も素敵なものが敷かれていますし、壁も天井も照明も素晴らしいです。
新しく作り替えられたものでしょうけど、窓に掛かるカーテンもぜひチェックを!
恐ろしいほど重そうで、豪華です。立派なタッセルが掛かっていますよ。

これらは、外に出てしまうと絵画と違ってまた行かないとみられないモノですからね!絵画は後から写真などでも復習が出来るのですけど。。。

やはり、思うのは人がかつて住んでいたところ、あるいは住んでいるところがそのまま美術館になっている所は必見だなと思います。

ローマ・ドーリアパンフィーリ美術館 in 車いす(入れませんでした)
ブランドショップが立ち並ぶ有名な「コルソ通り」沿い、ヴェネツィア広場寄りに立っております、ドーリアパンフィーリ美術館。道沿いに重厚な建物がずっと建っているので、どれかなって感じですがあまり目立たずにポッコリと空いたアーチの入口に看板があります。

ドーリアパンフィーリ美術館は、持ち主がこの美術館の別棟でしょうか、ここにお住まいです。一部が美術館として公開されております。
エレベーターはあるものの、狭すぎて車いすでは不可でした。でも、”フリックコレクション”は完全バリアフリー♪ですからね!

コレクションのフェルメールはこの3点です。

『婦人と召使』

『中断されたレッスン』

『兵士と笑う娘』

どれも、これぞフェルメールなものですね。
1点目の『婦人と召使』の黄色のガウンは何度もフェルメールが描いていますし、他の2点はフェルメールお得意の窓際の構図のものです。

他のコレクションも必見です。

フリックコレクションはヘンリー・クレイ・フリックという富豪の邸宅で、鉄鋼王のカーネギーさんと一緒に成功し財を築いたようです。だから、こんな豪邸に沢山の芸術品をコレクションできたのですね。
中々のセレクトです。ヨーロッパの美術館に負けない品ぞろえです。

フェルメールだけでなく、エル・グレコにティツィアーノ、ブリューゲル、ベラスケスからレンブラント、ターナーに私の好きなアングルまで、有名どころをしっかりとギュッと凝縮したコレクションです。

巨大な美術館も楽しいのですが、あまりに沢山すぎて途中溺れそうになり、出るころにはもうヘトヘト…になったりするのですが、このフリックコレクションは有名どころの絵画を邸宅の中で部屋の調度品と共に優雅に楽しめ、疲れを感じません
ニューヨークにいることを忘れそうな落ち着いて静かに鑑賞できる、美術好き全ての方にお勧めしたい素敵な美術館でした。

お土産屋さんも忘れず覗いてね!

美術館へ行く度、我が家では解説本や美術本を必ず買います。
こちらでも購入いたしました。

フリックコレクションの解説本です。

他にも、素敵なニューヨークに関する本や小物やカワイイ雑貨など楽しめるショップでしたので、どうぞ忘れずにお立ち寄りください~。

ニューヨークで働く若い人々はものすごい早口でキビキビ、、というか、セカセカして働いている感じがするのですけれども、ここは優雅な邸宅美術館とあってか、レジを閉める時間にも関わらず、穏やかなご婦人のスタッフは私たちが支払いをモタモタしていても、私のブラウスを褒めてくれたり、ゆっくりと笑顔て対応してくれたりと、なんだか、本当にいい時間をここで過ごせました。

ニューヨークにもし行くことがあったら、、心休める”フリック・コレクション”へ訪れてはいかが??

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