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台風被害。仮設住宅に60万円・24時間で出来る『3Dプリンターハウス』どう?

バリアフリーの家とは
出典:fuseproject ラテンアメリカでの3Dプリント住宅
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台風19号から約一か月。
仮設住宅の建設が始まったそうです。
冬が来ますし、お正月を落ち着いて迎えたいでしょうし、それまでに仮設住宅が建てられるのかどうか。。
仮設住宅って”災害救助法”という法律下で仮設住宅の貸与期間が2年間という括りがあるのですね。
そう言えば、朝倉市の豪雨災害で建てられた仮設住宅の居住者が移転先が無いため延長を求めたものの、福岡県に却下されるという悲しいニュースを聞きました。

これだけ災害が起き、そのたびに仮設住宅を建てては撤去をしているという事でしょうか?

日本の仮設住宅の概念を変えられないのだろうか?

正直、2年間ってあっという間です。
ただでさえ住まいを失うという甚大なストレスから立ち直り、失ったものを再度購入し、次の住まいのための資金を捻出、あるいは別の賃貸物件を仕事や学校にあわせて探し、etc… これって、ものすごく大変じゃないですか?

そもそもが、『仮設』であるから2年間で出て行かなければならないのでしょうか?

そして、それがまた撤去されるなら、、正直、勿体ない気がします。

『仮設』じゃない『常設』な建物を建ててしまう事は出来ないのだろうかって思うのです。

後々、市営住宅あるいは県営住宅、などとして活用できたり、あるいは後に購入したい人が買う事が出来るような家。
まあ、土地の問題が生じるということなので早急に「仮設」という選択肢になるのでしょうけど。

私が考える事ではありませんが、前から気になっている『サンフランシスコ発の24時間、60万円で建てられる家』が非常に良くて。
これなら、土地はあるけど家を建てるには資金が不足するとか、二重ローンを抱えてしまう事になる人にとって、選択肢を広げられると思うのです。

3Dプリンターハウスという家です。

とにかくまず見て下さいな。。
これが、60万円の家だなんて信じられない。しかも、24時間で建つそうです。

サンフランシスコのデザインスタジオのFuseprojectは、ホームレス問題に取り組む非営利団体のNew Story、建設技術会社のICONとの共同プロジェクト「ラテンアメリカの3Dプリントハウス」を発表しました。

このプロジェクトは、3Dプリンティングの可能性を活用して、ラテンアメリカの低所得コミュニティのために、住宅を建設するものです。

https://makerslove.com/23878.html

元々はラテンアメリカのホームレスや低所得者の人々に向けてのプロジェクトで設計されたようですが、非常に完成度が高い。その上、インテリアも外観も非常に見劣りしないしオシャレです。間取りも良さそうなんですよね~。
なおかつ、平屋ならバリアフリー住宅としても良さげ。

出典:fuseproject ラテンアメリカでの3Dプリント住宅

可愛いキッチン♪とても使いやすそうです。

出典:fuseproject ラテンアメリカでの3Dプリント住宅

外観もすてきでしょう!個人的にこの軒がある住宅が好きです。
ミッドセンチュリーのアイクラーホームっぽい感じもします。

120㎡のスペースに住宅内部のスペースは約55㎡。十分な広さがあります。

キッチンやバスルームのカウンターや棚、棚の内部さらに家の収納や食器棚を作るための埋め込み式の構造を3Dプリンターでカスタマイズが可能です。追加費用もないそう。それに、地震が多いエリアに対応し、壁の補強や基礎構造が強化されているそうなのです。

日本でこれを販売したり購入したりできるだろうか。

正直、この家非常にいいと思っています。
仮設住宅としてだけでなく、格安で早く建てられ、なおかつデザイン性があるものとして秀逸だと思えます。
もちろん、日本の建築法などがありますし、もしかすると断熱などの性能部分には違う配慮が必要かもしれません。それでも、およそ解決できそうな気がします。

しかし、別の一面を考えると、こうした家が低所得者やホームレスの救いとして建てられようとしていること。そこに悲しみを感じないではありません。
世界中で『格差社会』と『貧富の差』が広がっているという現実を感じます。それは、日本も同様です。

つまりは、グローバリズムの弊害ということでしょう。

しかし、日本で実現可能だからと、住宅がこうした住宅だけ、、、となるとそれはそれで問題なのです。住宅会社がやはり黙ってはいられなくなりますからね。

ただ、アイデア次第で非常に安価に早く建てられて、『今』困っている人が助けられるのであり、その方法があるのに”できない”とされているとしたら、こちらの方が問題であると私は感じるのです。

優先されるべきことが、人ではなく”お金”の都合で決められるということに。

儲けと人の命と環境破壊。

日本でもまだ少ないとはいえ、電気自動車は普及しつつあります。
しかし、海水で走る車が出来たとしたら…すごくないですか?
実はもう公道を走れるまで開発が進んでいます。
非常にカッコいいスポーツカーですが、ここから大衆車化されるまでには、まだ時間が掛かるのでしょうね。

お知りになりたい方はこちら。

https://car-me.jp/articles/152
https://emagazine.nanoflowcell.com/viewpoint/350k-kilometre-quantino-48volt

正直、日本の技術力でこうした自然エネルギーで二酸化炭素を出さない車ってこれまででも作れてたんじゃないかって思うのです。

でも、『作らない』。
どうしてか?

それは、石油産業が儲からなくなるし、これまでの自動車産業が維持できなくなるから。それに”水素自動車”なるものに国からたくさんお金もらっちゃったりとか、、、引くに引けなくなった技術が継続されてたりとか、、、まあ将来の何かに役立つこともあるかもしれませんから、何とも言えませんけど。

正直、「目の前の儲け」にしか興味を示さない状態に世界中が陥っている気がします。それによって失う物の価値に目が行っていない状態が続く時、人々はどうなってしまうのだろうか?と思います。

環境が悪くなれば人は生きていけません。
環境と人の命より、「儲け」が重視されていると感じます。
もちろん、「儲け」がないと経済が発展せず「豊か」にはなれないのですが、その「儲け」は各々の人々が手にできてはいません。
現時点で、この世界の”富”の半分をたった1%の超富裕層が握っていることは良く知られている事です。
これがグローバル化社会の弊害、そして末路とも言えるのかもしれません。

人々はここからまた変化する社会を作れるのでしょうか?

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