
障がい者の夫と暮らしながら…。思っていたことを言葉にして頂いた気がしました。
わが夫はいわゆる、『重度障がい者』に当たると思います。 夫といる事が私の日常なので、『重度障がい者』と過ごしているという自覚はあまりありません。 ただ、社会で起きる様々な憂慮すべき事象があると、この『重度障がい者』である夫の事が非常...

重度障がい者の国会議員に関して、少しホッとするニュースを見ました。
障がい者の妻です。夫が愚痴や不満を言うのを聞いたことがありません。社会を冷静に見つめ、飄々といつもしています。もちろん、社会で起こるおかしなことや間違いを冷静に指摘しておりますが。。。

車いすユーザー。バスに乗車拒否をされたらきっと凹むけど、サッサと諦める方が気楽で良い?
車いす関連のニュースを見ました。言い分は最もだけど、実際の日本社会において、働く人々の置かれた難しい背景を先読みしてあげた方が、悶々したり、イライラしたり、差別されたと感じて凹まなくで済みそうな気がするのです…。けして、これが良いとは言わない。

鉄道会社のバリアフリーの取り組みに感じたこと。
『鉄道会社』の社員の皆さまが、「車いすユーザー」のために色んな努力をしていることが垣間見えます。夫は車いすユーザーですが、正直、日本の鉄道会社のバリアフリーは私たち夫婦で利用するときに限っては、十分だと感じています。

バリアフリートイレの作り方ー障害に応じて広さと空間を設計する。
広ければ良いかというと、そうではありません。同じ車いすユーザーでも上肢の障害度合いで全然違ってくると思います。TOTOにもこうしたバリアフリー専用のトイレがあり、稼働式の壁付け手すりなどが販売されています。

満員のエレベーターに乗っていて、車いす利用者が待っていたらどうする?
車いすの夫と私は、、、待てども、待てども乗れません。やっと次のエレベーター来た!次は乗れるかな?って思うのですが、満員です。乗っている人がじっとこちらを見つめます。そして、無情にもドアが閉まります。

ブラックキャブを日本のタクシーにそのまま導入してくれないだろうか?
日本で流しのタクシーに車いす利用者が乗るにはなかなか勇気がいりますが、このブラックキャブの優秀なところは、流しのどのブラックキャブにも問題なく車いすで乗れるということ。本当にこのブラックキャブは助かりました。ジャパンタクシーはきっと乗れない。

車いすマークの付いた駐車場は車いすのドライバーに譲ってほしい。
ドアを開け、車いすを下ろすスペースが必要なんです。これが、普通の駐車スペースではどうやっても出来ないのです。ですから、一人で移動する車いす利用者のドライバーこそ、この幅広い駐車場が不可欠なんです。

車いすで海外旅行に行く手続きは面倒だが慣れると問題ない
エアチケットは直接、航空会社のサイトから買うのが一番だと。それ以来、いつも直接予約、電話やメールで確認。もちろん、一度も『診断書出せ』なんて言われたことありません。アメリカのLCC(格安航空会社)でさえ全然問題になりませんでした。

車いすで道路を歩く
夫はかれこれ20年近く車いす生活を送っています。結婚して10年。夫の車いす生活をずっと見てきました。だから、夫の車いす生活からの視点からですが、そこから見えてくる社会があります。普通に歩いていたら気づかないことがたくさんあります。そんな気づいたことを少しづつ書きたいと考えています。