たかが100円。されど100円。いえ、消費税があるので、108円。
消費税が10%になった暁には切りよく、110円となります。
『節約』ってワードの本当の使い方って何なのでしょう?
100円ショップで何でもお安く買えば『節約』できるのでしょうか?
ええ、ワタクシ、100円ショップはあまり行きません。
考えは色々だと思うのですが、この100円の魔力に引っかかってはならないと思うのと、大量のプラスチック製品であふれているのに危機的な感情を抱いてしまう。。。
偉そうに自然環境を守るためとは言いませんが、このままこれを続けてはいけないという危機感があります。
100円ショップの紹介ブログって人気がある。
みんな見て同じように買っちゃう。
でも、ウチではあんまり使い勝手良くなかったわ・・・
ま、100円だったし、、いいか。断捨離よ!!って、簡単に捨てられる価格だから捨ててしまう。
プラスチックゴミが増える。。
確かに、価格の安さは家計を支える主婦には重要です。
しかし、安いって魅力的でついつい必要ではないものにも手が伸びます。
でもね、もっと広く考えると価格が安いものが溢れるから、手が掛かった質の良いものはだんだんと買う人が少なくなり、造る人(それを造れる技術を持っている人)も減っていく。そして、簡単に”モノ”が捨てられていく。
じゃ、ちゃんとした高いものを買えばいいかと言えば、、昨今の貧富の差の問題のように、安くないと「買えない」訳です。
バブル崩壊後の20年はドンドンとこの負のサイクルが加速していったように感じます。
そして世界中に100円ショップ。
1ダラーショップに1ユーロショップ。
私の好きなデンマークでさえ、、『Frying Tiger』なるものがあります。
コペンハーゲンに100円ショップのようなお店が出来たというニュースを見たとき、ちょっとショックでした。
スウェーデンもね、『H&M』。これも”ヤダ”って思いました。
世界中で人気ですけどね。。
大量生産、大量消費バンザイバンザイ~~!!
これ、日本やアメリカ、中国だけでいいでしょうに(怒!!)って感じです。
お願いだから、北欧地域だけはそういうのしないでくれないかな…。。。という感想です。
ですが、『Frying Tiger』へこの前初めて行きました。。ええ、好奇心と冷やかしのつもりで。。
ところが。。。イカン!買ってしまいました。
買ったものはいくつかあるのですが、その一つが、”スクイージー”。
これはしかし…いい仕事をしてくれるという事実のみをお伝えします。
今まで使っていたものはこちら。。いまいち水切れが悪かったのと、だいぶ先が傷んでおりまして。
Frying Tigerで買ったものはこちら。
木製の柄で可愛い。可愛いだけじゃなく、ちゃんと水が切れる。今まで使っていたのとは全然切れが違う!これで300円は買い!でした。
今のは水切れがイマイチだし、「安くて可愛いから買っちゃた!…」というモノです。
しかし、、出来が悪かったら、ものすご~くガッカリしたと思います。
もちろん、、100円ショップやFryingTigerのようなお店を利用するなって言う話がしたいのではないのです。
100円のモノでも10年20年と使えるものもありまして、、そうやって大切に長く使えばいいんだと思うんです。
これはね、100円ショップで買って、かれこれ15年くらい使ってる…。
直径、15センチくらいのステンレスボールなのだけど、使いやすいんです。
人のお勧めだから自分もきっと使うだろう、、とか、安いからと何でもカゴに入れて買ってしまうっていうのは辞めた方が良いのではないかと思うのです。
100円でも本当に必要なモノだけを買う。
安いからって、その時の所有欲にまかせてカゴに突っ込まない。
本当に使うのかを吟味する。
簡単に捨てるようなら、買った時の自分の感情を深く考えてみる。
私が100円ショップで買うと決めているモノがあります。
排水溝ネットとお掃除シート。必要で一番安いから買っているというのが事実です。
他に買ってよいと考えるものは、ラッピング用の包装紙やリボン、封筒など。
中々素敵な柄の物があります。
しかし、買わないようにしているものは、プラスチックで出来ているモノたちとガラスや陶器でできたもの。
プラスチック独特の臭いが嫌いってこともありますが、やはり質の問題があると考えるからです。
陶器やガラス製品も同じです。
私が高級志向だって事ではありません。
質の良いものが手に入るなら、そっちを選びませんかという事です。
もし、100円ショップで売られているお皿一枚を買うのなら、学校のバザーなどに出された、引き出物とかのガラス製品や陶器のセットなどはダメですか?
新品でブランドのものが、あり得ないほどの価格だったりしますよね。
あるいは田舎の骨董屋さんや蚤の市、フリーマーケットなんかも面白いです。
昔のモノの方が質は確かだったりしますし、思わぬ掘り出し物に遭遇ってこともあるし。
ちなみに、値切れますしね~。
実家近くの骨董屋さんで手に入れた、作家さんの器。500円なり~
お菓子を盛ったり、サラダを盛ったり、丁度いい大きさ。
人の手に渡ったものだからイヤって人もいるかもしれませんが、私は一向に気にならないんですよね。それそのものの価値を決めるのは自分ですから。
自分にとって使い勝手がよく、見合った価格で丁寧に作られたものだったとしたら、それでいいと思うんです。
母の口癖…「安物買いの銭失い」にならなくって済みます。
新しいモノを次々と消費しないと廻らない経済ってもう飽きました。
これまでに造られてきた質の良い素敵な物を大切に永く使うようにしたいと考えているのです。
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