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ホウ酸塩の防蟻・防腐処理のこと。木製格子の塗料にオスモよりウッドエイド。

バリアフリーの家とは
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前回、ウッドデッキのメンテナンスについてブログに書きました。

後悔しないウッドデッキ材の選び方ーやはり木は腐る。
自然素材のウッドデッキ。大変気持ちよく、設置して正解だったのですが、やはり、問題があります。やはり、木材が”雨ざらし”になると、劣化は一段と早くなるという事実です。

やはり、木は腐ります。キレイを保持するにはやはりメンテナンスが欠かせません。無難にオスモカラーを再度塗装しようと考えました。

ウッドデッキのメンテナンスー塗装(オスモカラーorリボス)選びとサンダー選び。
日ごろのメンテナンスは月に一度、、といったことが出来ないため、塗装で保護。しかし、だいぶ放置してしまったので、塗装を自分でしてみようと考えています。雨ざらしになった部分は表面が随分ザラザラになってしまったので、サンダー掛けしてから塗装をしようと考えています。

しかし、メンテナンスに取り掛かるまで何もする気はなかったのですが、長雨による、あまりの汚さにケルヒャーでウッドデッキを洗浄しました。
その時に気付いたことがあり、再度色々と調べました。
腐る理由の一つに”腐朽菌”の発生と言うのがあります。腐朽菌が発生しにくい環境であれば、木は長持ちするわけです。

『木もちe-デッキ』メンテナンス不足のデッキをケルヒャーで洗浄すると…。
ウッドデッキにメンテナンスは欠かせない。しかし、イペやウリンなどの”ハードウッド”にしていた場合はさほど必要が無いのかもしれませんが、我が家のデッキは『木もちe-デッキ』と言われるもので木材の種類は”杉”です。

上記のブログの最後に書いた「ホウ酸塩による防蟻・防腐処理」のことです。
その後、”ホウ酸塩”について色々と調べました。
人体への安全性を含め、ホウ酸塩がシロアリだけでなく、腐朽菌や、防虫などに大変効果的だという事。

ウッドデッキの表面はやはり、「木もちe-デッキ」の風合いを壊したくないので、オスモを塗ることは一時保留にし、腐朽菌の繁殖を防ぐために、この”ホウ酸塩”処理をデッキの裏側に散布することはできないだろうかと考えたのです。

あとの問題は我が家の玄関と裏手にある”木製の格子”です。
ここはやはり塗装が必要です。

そこで、オスモでのメンテナンスでも十分だとは思うのですが、そもそもの木材の寿命を延ばしてあげたいと思った事とメンテナンスの頻度を出来るだけ伸ばしたいと思ったので、他にいい塗料がないものかと探してみたのです。

行きついたのは『ウッドエイド』という塗料。

つまり、ホウ酸を利用した塗料が無いだろうか?と思ったのです。
すると、ありました。

ウッドエイド

ウッドエイドの塗料のシリーズに”ボロンテック”という商品があります。

ウッドエイト ボロンテック 製品特長

日本マテリエイド㈱より:http://materi-aid.com/items/bolontec.php

ホウ酸は水に濡れると溶け出す性質があります。ですから、外壁などの水に濡れる場所には向きません。ですが、建築時の建物の内側の濡れない場所での木材などの骨組みや土台に防蟻処理として散布すると住宅寿命がグンと長くなるそうです。
ホウ酸によって、木材の腐朽菌やカビなどが防げ、そして腐った木材に付きやすいシロアリの侵入が減るうえ、ホウ酸が下等生物には毒となるという相乗効果が永く続くのです。

しかし、外部だとどうしても湿気と雨に当たり、この効果を得られません。それを、克服すべく開発されたのが、この『ウッドエイド』の商品です。

まずはホウ酸含有の(ボロンテック)で塗装処理をしたら、水に強い成分であるシリコーンゴム含有の塗料(ウッドエイドライトやカラーA)を塗ることで保持しようというもの。

オスモに比べると安全性に欠けると思ったのですが、このシリコーンゴムは赤ちゃんの哺乳瓶にも使われている素材です。そして、臭いもありません。

ホウ酸が木材の腐朽菌に大変効果的であることを知ってしまった以上、どうにか木材をホウ酸処理したい。。。

ですが、表示の対応年数は微妙ではあります。

<ウッドエイドの対応年数>
ウッドエイド・規定の処理
持続期間は樹種や使用部位、使われ方、物理的な外因による破損などで左右されます。一概には言えませんが、標準塗装仕様(80g〜130g/㎡)通り塗装し、割れやヒビがなければ、5年以上持続するよう設計されています。

<オスモの対応年数>
ウッドステインプロテクター2回塗り
南西面3~5年、東面約5年、北面6~8年。

ホウ酸による木部の処理をするかしないかで、木材自体の寿命が延びるのではないかと感じるのです。

ホウ酸の効果は水で溶けださないなら、シロアリだけでなくその他の害虫を防いでくれるでしょうし、腐朽菌が防げることは木材の寿命に大きく関係すると、我が家のウッドデッキの状態からも強く感じます。

最大のハードルは「価格」です。

もし、オスモで塗装するなら・・・

オスモ(ウッドステインカラー):3ℓ(36㎡/2回塗り)\13,392
1㎡当り、372円で出来ます。

しかし、ウッドエイドを使うとすると・・・

・ボロンテック(ホウ酸剤):4㎏(33㎡/2回塗り)\11,232
・ウッドエイドカラーA:4㎏(33㎡/2回塗り)\20,736
1㎡当り、968円。

オスモで塗装するよりも、2.6倍の費用が掛かります。

木材をホウ酸処理するなら、やはり水を出来るだけ弾く成分の塗装をしなければならないとすると、シリコーン配合の『ウッドエイド』を選択しなければなりません。

これでは、、あまりにも価格が高くつく。
で、ホウ酸塩をとりあえずウッドデッキの裏側だけでも噴霧しようと考えていたときに見たサイト。

<ヒロウッデンカヌーショップ>
http://www.woodencanoe.net/epoxy/borate.html

こちらに、ボロンテックの主成分と同じ、”八ホウ酸二ナトリウム四水塩”の『ティンボア』という商品を売っています。
価格がお安い。

■ティンボア 価格

品番品名価格(税込)在庫
5100S01ティンボア 100g480円
5100S05ティンボア 500g1600円
5100S25ティンボア 2.5kg5700円
5100S91ティンボア 10kg19000円2
ティンボア15%水溶液の作り方
ティンボアの量水の量塗布面積の目安
(1回塗りの場合)
100g570ml2.8平方メートル
500g2.8L14.2平方メートル
2.5kg14L71平方メートル
10kg57L283平方メートル

ヒロウッデンカヌーショップより:http://www.woodencanoe.net/epoxy/borate.html

2.5キロで5,700円。71㎡も散布できます。十分すぎる量です。
『ティンボア』は水に溶いて、木材に散布し、その後防水処理をするという使い方です。
と言う事は、、これをサンダーなどで処理した木製格子へ散布後、『ウッドエイドカラーAを塗ればいいのでは??

『ウッドエイドカラーA』はボロンテックを下地にする必要はそもそもないのですが、永く持たせたいという私の願望があるので、ウッドデッキと共に噴霧器でシューっと『ティンボア』をかけて置けば多少の違いが出ないかな~と期待するのです。

サンプルを頂きました。

実際にサンプルで試してみて、問題が無ければこの方法で塗装でメンテナンスをしようと思います。

新築で防蟻防腐処理を選ぶときには・・・

新築をお考えの方はやはり、建築時の防蟻処理として「ホウ酸による防蟻防腐処理」も検討してみることをおススメします。
全国に施工代理店があります。

[公式]日本ボレイト株式会社|ボロンdeガード®ホウ酸の力で健康ながいき高耐久化住宅処理。シロアリ・腐朽菌・カビの予防と駆除に。

やはり、科学的な防蟻処理よりも安全性と持続性から見ても良いと思いました。
我が家も次の防蟻防腐処理はホウ酸塩での処理にするつもりです。

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