二度目の台北旅行でした。
前回よりも、ずっと好きになりました。
やはり、何でもそうですが、知るって凄く大事なことですね。
一度目は台湾って何か面白いものが在るのかしら?と観光や芸術を堪能しようという意味では、私たち夫婦の中で『行ってみたい国』の上位にはらなかった場所なのです。
だから、最初は近いし何か美味しいものを食べてやろう!という程度で訪れた場所でした。
しかし、今回は母の幼いころに過ごした場所を訪れたという経験がそうさせるのか解りませんが、親しみがさらに増しました。
母の育った場所のご近所さんの親切と優しさに触れたことも大きいかもしれません。
日本とも近いうえ、日本のファッション文化も浸透しているのか着ているものもさほど変わらないし正直、日本人も台湾人も、見分けなんて付きません。
彼らも日本人かなと、すぐには解ってくれますけど、大方、旅行者っぽいとかそんな感じで見分けていると思います。
余計に日本にいるようで日本じゃなく、日本では味わえない美味しいモノをたくさん味わい、台湾人の優しさに触れ、そして日本統治時代の建物が残るノスタルジー薫る風景を楽しめる。
多分、これがリピーターがいる大きな理由なのかもしれませんね。
台湾は母の故郷ではありますが、私の第二の故郷の様な気さえしてまいりました。
そんな気分にさせる理由は、やはり『人』だと思うのです。
同じアジア人で言葉の違いはあれど、日本人と変わらない、イヤ、日本人よりずっと深い優しさを持っていて、何だか懐かしさを感じるのです。
夫と車いすで旅行するので、人の手助けを受ける機会が多々あります。
日本人の親切も本当に素晴らしいのですが、ちょっと違います。
台湾の方の親切はなんだか、直感的、能動的、に感じます。
多方、日本人は思考的、受動的…?。
どちらも、人の温かい心があってのことですけど、日本人はちょっと観察し、迷って考えて、相手が望めば、頼まれるなら、手助けしたがいいかな??と考えているな~って感じることが多いです。
しかし、台湾の方は、自分がしてあげられる事、できる事を自分の思うとおりにサッとしているように感じました。
こうした感じは、イタリア人にも感じた部分でした。
なんだか、そこに人の”愛”と”情”のようなものを感じるんですよね。
日本人からは、そんな感じをあまり受け取ったことが無かったので、台湾の人から、こんな感じを受けたことが、凄く嬉しかったのと、そういう人々に接すると凄く「ホッ」と癒される気持ちになるんですよね。
台北101付近はビル街になっていて、凄く未来都市みたいな感じがしますが、迪化街の様な変わらない下町の風景と日本統治下の建築、古いお寺、屋台や市場などが都市の中に混在している所がいい。
多分、東京もそんな部分があるので人気があるのかもしれませんが、しかし、どんどん変化していると思います。
でも、ここ、『台北』は変わってほしくないなという勝手な願望を抱いてしましました。
そして、ずっと人々も変わらないでいてほしい。
さて、今回の台北旅行はちょっと違った思い出となりました。
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