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老後の為に2,000万円の貯蓄が必要というのは本当の話よ。

お金のこと
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基本ニュースは見すぎると心が荒むのでのめり込んで見ないようにと気を付けている。
でも、”年金2000万円不足”のニュース。麻生さん、金融庁の報告書、チラリと読んでその通りだと思ったから、あんなふうに公で語ったんでしょうに、今更何を火消ししているのか、中々滑稽なことですね。

四則演算ができりゃ、だれでもわかってたことじゃない?
数学は超不得意科目だったわ。因数分解やらルート計算やら出て来たらチンプンカンプンになってた。

でも四則演算は私も出来る!電卓あるし、エクセルあるし、超簡単♪

でね、四則演算ができたら、麻生さんが言った金融庁の報告書の老後資金に2000万の貯蓄がいるって言う話は本当だって簡単に解る。小学生だって解るってコト。

「老後2000万円貯蓄」で国会紛糾 首相「誤解与えた」

安倍晋三首相は10日の参院決算委員会で、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要とする金融庁金融審議会の試算に関し「不正確であり、誤解を与えるものだった」と述べた。同時に、公的年金の積立金運用益が6年間で44兆円に上ったとして「公的年金の信頼性は、より強固なものとなったと考えている」と説明した。

首相は、試算が家計調査の結果に基づく単純計算で「老後に月5万円、30年で2000万円の赤字」と表現したことを「誤解」と釈明した。あくまで公的年金が中心であり、試算は単純に平均値を示したに過ぎないとの認識を示した形だ。

立憲民主党の蓮舫副代表は「国民は『100年安心』が嘘だったと怒っている」と追及。首相は「そうではない」と反論し、公的年金制度の持続性を強調したが、野党は「年金問題」として夏の参院選の争点とする考えだ。

産経新聞より:https://www.sankei.com/life/news/190610/lif1906100033-n1.html

つまりは、”平均値以下”の世帯がもっとある。彼らはどうするの?

ここで蓮舫さんが言っている『100年安心』という話は2004年当時、すでに共産党が大ウソと言っていたもの。もう、15年も前の話。
ええ、ワタクシはどの政党も支持してはいませんよ。あしからず。。

ま、とにかく年金だけで暮らすなら、貯蓄3000万円という話はあちらこちらから聞こえてた。

さて、年金で暮らせるかどうか?
年金で足りるかどうか?
年金はいくらあるのか?

国民年金ならいくらもらえるか?

納付額は毎年変動があるけれど、月額 16,410円40年間払うことで、満額の年金を受け取れる。
年間 196,920円×40年間=7,876,800円 を支払うことになる。
そうすると、65歳から寿命尽きるまで、年間779,000円をもらえることとなっている。

ちなみに現在、国民年金の平均受給率は、月5万5,000円だそう。

コレだと、絶対に生活は成り立たない。
つまりは、国民年金だけの個人事業者などは自分で当たり前に貯蓄しておくか、65歳を過ぎてもずっと現役で働き続けるといった考えでいるということになる。

要するに、、国民全員に2000万円ないと暮らせませんよの話はこの「国民年金のみの受給者」の場合は2000万円どころか、ひと月にある程度の豊かな暮らしとして用意すべき金額は、、

夫婦二人のモデルケースで出てきた金額からすると、ひと月26万円だそうだ。

確かに、これくらいあるとひと月暮らせる。浪費家は別として。

26万円×12か月=312万円。
国民年金受給者の平均年金額は月5万5000円。
5.5万×12か月=66万円。

計算するまでもなく、、一年で312万-66万=246万円足りないという話だ。

予測より5年低く見積もっても、90歳まで生きるとすると、、65歳から残り25年分で、
246万×25年=6,150万円! という話になる。

コレが現実の数字である。

厚生年金はどうか?

比率的に厚生年金受給者が多いから、2000万という話が出ているのだろうと思うけど、国民年金のみの受給者は現在でさえどうしているのだろうかと考えてしまう。
やはりそれは、働いているのか、家族から養ってもらうのか、生活保護をもらうだとかになっているのではないのかな。

国民年金に加え二階建て部分の支給を受けられる厚生年金。
もちろん、グッと、数字上は国民年金より良くなる。

厚生労働省が年金受給のモデル世帯として公表している高齢夫婦の月々の収入は、平成29年度のデータでは「年金収入191,880円+その他17,318円=実収入209,198円」
その他17,318円ってのは,会社によっては”年金基金”などに入っていたりするから、その金額でしょうか。

で、ある程度豊かに暮らすために、あと5万5,000円あると約26万円。それだけあるといいよね♪
というのが金融庁が今回出した統計。

65歳から95歳まで生きるとして、それまでの30年間に不足するであろう5万5,000円を計算すると、
年間5万5,000円×12か月=66万円。66万円×30年=1,980万円になる。
だから、厚生年金を受け取るであろうモデル世帯では2,000万円という資産を金融庁が出したというわけ。
人生100年時代とうたっている以上、これはどうにか95歳くらいにしておかないといけないからこういう計算式なのかもしれないけど、夫婦二人とも95歳まで生きるのかどうかは分からない。

今後、年金は目減りするから持続可能だという話。

実際、この平均値で現在の自分が生活できるかできないかを考えてみる。
確かに、、、住宅ローンがあったりするとマイナスになる。
それから、インフレが来たら買いたいものが買えなくなる。
それに伴って年金が増えてくれるのかどうかに寄るってことになる。
しかし、今後年金が増えることがどんどん難しくなっているし、実際増えないというのが事実。
しかし、年金制度は破綻しないという理論がある。
それは『マクロ経済スライド』を適用するから。

それは、端的に言えば年金を破綻させないために、年金額を目減りさせるという仕組みだ。

「年金の給付減額」~老齢年金の額がいくら減るか、知っていますか?その対処策は?

「年金が減る」ことを知らない人はいないでしょうが、どのくらい減るのでしょうか?年金の給付減額は1999年度(平成11年度)の「厚生年金の5%適正化」から始まり(2020年度で調整終了予定)、本格的な給付減額は2004年度(平成16年度)に「マクロ経済スライド」が導入され、国民年金の給付減額に手がつけられて大きく動き出しました。2004年度(平成16年度)は小泉首相の時代ですが、この頃から国民の老後生活に対して「自己責任・自助努力」が言われ始めました

後はこちらをご覧ください。
出典:神奈川県ファイナンシャルプランナーズhttp://www.fp-kanagawa.com/lifeplan/planb_4_info.php?no=739

それからこんな記事もありました。

10年で実質10%減!年金を減らすマクロ経済スライドとは?

「公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、’18年10月~12月期の運用実績で、14兆8,000億円もの運用損を出していたことがわかりました。これは現在の方式で運用を開始した’01年以降で、最大の“赤字額”です。それまで165兆円あった積立金が、150兆円まで目減りしてしまいました。積立金は、保険料、国庫負担に次ぐ、年金の原資です。年金の危機といっても過言ではありません」

・・・・GPIFがリスクの高い運用制度となったのは、第2次安倍政権になってからだという。

「もともと、GPIFはリスクの低い国内債券を中心に積立金を運用してきました。ところが、’14年10月から、株式投資の割合を大幅に引き上げたのです」(北村さん、以下「」内は同)

国内債券での運用割合を60%から35%に半減させて、高い運用益が見込まれるがリスクも高い株式での運用割合を24%から50%に倍増させた。現在は超低金利時代。国内債券では運用益を見込めないために、株式の割合を増やしたというのが建前だが……。
「GPIFの豊富な資金を株式市場に投入することで、株高を演出しようとする狙いもありました。つまり、アベノミクスの成長戦略として、年金積立金に手をつけたということです

今回の“大損失”は私たちの年金にどのような影響を与えるのだろうか。今後、保険料率が引き上げられたり、厚生年金の加入義務対象者が拡大されたりするなどの可能性が考えられる。

さらに影響は保険料率だけにとどまらない。まず考えられるのは、受給開始年齢の繰り下げだ。北村さんは、現在50歳で今年の4月1日までに誕生日を迎えない女性、そして49歳以下の女性は年金の受給開始年齢が68歳に引き上げられるだろうと考えている。

すでに、実質的な受給額のカットは進行している。今年、マクロ経済スライドが4年ぶりに発動された。「かつては物価が上昇した場合、年金額も同じように上昇する決まりでした。しかし、それでは受給額がどんどん増大し、年金制度が持ちません。そこで、マクロ経済スライドという仕組みが誕生しました。物価が上昇しても、年金の上昇率を抑える仕組みです。物価の伸び率から、調整率0.9%を引いた値しか年金額は増えないのです」

物価の上昇に対して、年金額の上昇が抑えられるので、実質的な年金受給額カットになる。

出典:女性自身 2019/02/21 https://jisin.jp/domestic/1713541/

だから政府が言っている『年金100年安心』というのは単純に持続はするけど、それで暮らしていけるような年金額をもらえはしないというのが、事実ということ。
もしかすると、今の試算より、ずっと低い可能性の方が高いかもしれない。

それを考えると、2000万どころの不足額ではないだろうから、70歳になっても、はたまた80歳になっても何とかして収入を得ないといけないのであろうということになる。
日本人は一生働きバチでいるしかないのね。

あるいは、私が小学校の時にテレビで見た、ソビエトのような共産圏の国々のおじいさん、おばあさんのような暮らしになる?
彼らは、貰う年金では何も買えないので、極寒地域でありながら、暖房のない粗末な家に暮らし、一日に一切れのバンとチーズ。思わず、そんな子供のころに見たテレビ番組を思い出してしまったわ。
子供ながらに、なんで??酷い…と悲しかった。

麻生さんは、そうなりたくないなら、自分で若い時から資産運用して、老後の資産を形成しとくべきという理論を公に語っているわけ。
でも、これもは別の思惑もあると思う。

今の年金のしくみ。維持させるための思惑。

日本の年金制度は『賦課方式』
今の現役世代が今の老人年金世代を養っている。
将来の為に積立てられているわけでは無い。入ったら出る仕組み。

老人が増える=年金支払額UP!
少子化で若者が減る(年金資金を国に治める人が減る)=年金原資DOWN!!
差し引きマイナスでしょ。

これから、もっと若者が減って、老人が増え、しかも人生100年時代。

これは、積立ててもインフレが生じると価値が下がるのでそのリスクを抑えるなどの理由があるから、「賦課方式」を取るってことらしいけど、どうやったって、経済が右肩上がりでなければ計算上成立出来ない仕組みだと思う。
物価だけが上昇していくと想定すると話がおかしくなる。

人口も増え続けなければ維持できないし、インフレが起きるならそれに応じて人々の給与も同時に上がらないと、まとまった社会保障費を払う事も出来ない訳だ。それは経済が右肩上がりでないと給与は増えない。

でも、インフレが起きると年金受給者の受給率じゃ賄えないとなる。
かといって、年金を下げる施策を打つと、選挙時に票が入らなくなり選挙に負けるから下げられない。だって、有権者の比率は年金をもらう年齢層が圧倒的に多いから。

かといって、以前に野党が勝ったら、、株価は下がった。。。
量的緩和でアベノミクスを起した。経済の成功を維持するために。
そして、株が下がると日本経済と日銀のETFとGPIFが買い上げることが常態化してる。
日本は世界一の借金大国だ。

そして、安倍さん談。
新聞に書いてある通り、❝公的年金の積立金運用益が6年間で44兆円に上ったとして公的年金の信頼性は、より強固なものとなったと考えている❞

この発言は危険なすり替えよね。そもそも、年金が運用益に依存する仕組みなら、経済が悪くなる時は出せませんという話になる。
上の記事でも、損失が今どうなっているのか?少しは持ち直したかもしれないけど、なんせ株価。
先のことは分からないのが本当だけど、こうなると日本政府はどうやっても株価を下げられない事態となってしまっているわけだ。
日銀がすでにETFで爆買いしているし、その前はGPIFがクジラと呼ばれて爆買いしていたわけだから、日本の株の上昇の多くがここに依存していることになっている。
ダウのように日本株は右肩上がりではない。右肩上がりにアベノミクスで無理やり上げたから。無理やり買ったから。
だから、世界経済が悪くなり、日本株が追いつけずに下がれば。大損するのはココ。

という事は私たちの年金資源は元も子もないという事。
足し算はドーンと引き算される。そしてマイナスになる。

どうして、こんな話を麻生さんがするかというと、みんなに『投資』を促したいから。
日本株を国民にタンス預金で今度は買い支えさせたい。。。

でも、、株で儲けている人は40%くらいだそう。
昨日のニュースで言ってたわ。

足して、引いて、掛けて、割ったら、…マイナスの可能性が高くない?

ということは…

よっぽどの革新的な政策で年金問題が解決されない限り、今の日本がこのまま進めば、退職したところで、生活できる年金はもらえないということはほぼ確定だし、何かしら退職しても収入を得なければ難しいだろうし、まとまった大金をガッツリ貯めるなんて不可能だから、死ぬまで何とか困らない暮らしの糧を自分で手に入れなければならないということ。

要するに、ずっと働かないとどうせ生活ができないのなら、元気で若く、多少お金を稼げるうちに上手に休みを取って、旅行したり、趣味を楽しんだりしなきゃ人生楽しくないということよ。

人生、振り返って思い出せるいろんな経験が、仕事だけだったら私はむなしい。
自分の目で世界を見たいと思うし、行きたい美術館に博物館がまだまだいっぱいあるのよ。
それに、世界の色んな食べ物を現地で食べたいし、いろんな景色を眺めたい。

だから、余暇は先延ばしにしないで、ちょっとお金を貯めたらその範囲で人生の心の糧を作っていくわ!

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