空港って大好きなんです。
飛行機眺めてぼんやりしながら、お茶を飲むっていいです。
だから、空港での待ち時間にあまり退屈は感じません、、、というより、バタバタの方が多くて、余裕をもって楽しめないことが多いから残念だったりするのですが、、、しかし…。
ニューヨークのJFK国際空港。好きな空港ではありません。
ええ、でも、1番じゃない。
一番最悪と感じたのは『シャルルドゴール国際空港』です。
できれば、この空港に寄らずに済むよう旅行したいです。
ま、この話はまたの機会に…
再び訪れたJFK国際空港は…
最初に訪れたのは20代半ばでした。その時はウキウキで行ったし、グループで行動だったのであまり良いも悪いも感じなかったけど、独特の日本じゃない臭いが印象的だったわ~。
すると、コストコでも同じ臭いがする(笑)。あれは、アメリカの段ボールの匂いなのかしらね。。そのころのニューヨークはものすごく治安が悪かった。
2015年に再び訪れたとき。
確実にいい空港に感じなかった。臭いはさほどしなかったわ(笑)
空港職員は非常に感じが悪いし、、サービスの仕方が本当に雑・ザツ・ざつ。
でも、これは仕方がないわよね。だって私たちはサービス過剰国の日本人だからね~(笑)
まあ、チップありきで仕事をするところも何だか嫌だし、だからと言ってそれを当の本人に文句は言えないし、、(だって、彼らもそれ次第で暮らしが左右するわけだから、貰って当然だし、、スマートな渡し方が何だかわからないし。。。)
日本に育っているので、何だか現金をパッと手渡しするって言うのが何とも気が引けるわけ。
人々を観察していると、タクシーを呼んでくれたホテルマンにパッと渡す。
ウェイターにチラッと合図してテーブルにピッと紙幣を残す。
まあ、レストランとかはカードで払うので現金の手渡しをする必要も無いからいいのだけど。
私はその行為が凄く”与える側”と”もらう側”の関係性がイーブンで無くなってしまう気がしてなんか偉そうに渡したくないし、気が引けるというか。。。そんな気持ちになってしまうわけ。だから、チップ社会のアメリカは何だか好きではない。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな『JFK国際空港』に1962年に造られた、旧トランス・ワールド航空専用のターミナル5が、ホテルとなって蘇ったそうです。
今日、ニュースで実際の映像をみたら、中々面白くて♪
家具デザイナーが設計した美しい未来型ターミナル。
出典:Wikipediaより
写真を見るだけでも、流線型の美しい構造物。
フィンランド生まれの家具デザイナー、エーロ・サーリネンによって設計されています。”キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン”の撮影でも使われたようですね。もっと早く知っていれば、これを見てJFK国際空港の良さをもう少し味わえたかもしれないけど、、利用したのはつまらないターミナル7でした。。
歴史的建造物としても指定されているそうです。
確かに、60年代にイメージされたであろう未来的な建物という感じです。
そして、近代建築と言われても全然遜色なくむしろ新しい感じさえします。
50年から60年代って本当にアメリカの黄金時代ですよね。
リニューアルしたターミナル5のホテルはこの時代を最大限に再現し、おもてなしをする仕様になっているようです。タイムスリップしたみたいな気分になれそうです。
60年代再現!TWAホテル!!
外観はこんな感じです。そして、、60年代に”コニー”という愛称で呼ばれたトランスワールドのビンテージ飛行機「ロッキード・コンステレーションL-1649Aスターライナー」がTWAホテルのカクテルバーやレストランとして使用されています。
飛行機オタクな人にはこの飛行機目当てでこのホテルを利用したりするのでしょうか?コックピットにも入れるそうですよ。
飛行機もこの時代を彷彿とさせるデザインですね!プロペラもカワイイ。
では、ホテル内はどんな感じかと言いますと…
フロントからこんな感じです。本当にスタッフの制服はコレなのかな?
ホテル内の廊下の感じは普通ですが、、60年代丸出しなお客さんがいるかどうかは…???(笑)
室内はこんな感じ。窓から空港を一望できるのはイイですね!ニュースで伝えられていましたが、ガラスは7㎜の厚さのガラスが用いられており、室内空間は静かに過ごせるとのことですから、ご安心を。
そして、懐かしい”黒電話”♪。使い方が解らないお客さんがいたら、フロントに電話も掛けられませんけど、、大丈夫?? 私はリアルタイムで使用しておりましたから、余裕で使えます!
そして、ハリウッドスタイルのバスルームですよ。バッチリ、メイクも出来ますね!
アメニティもカワイイですね♪
デザイン全てに60年代を感じさせるものが取り入れられています。
そして、懐かしい「パタパタ掲示板」も設置されています。
これ、空港来たーーー!!って感じで好きですけど、無くなっちゃいましたものね。ここからの眺めも良さそうですね。
当たり前ですが、アクセシブルルームもちゃんとある。
アメリカには”ADA法”というものがあり、障がい者を差別することが法律で禁止されています。
我が家の旅行は、車いすで確実に宿泊できるかが分からないことが多く、本当にホテル選びが大変なのですが、さすがにニューヨーク旅行でのホテル探しにいつものような苦労はしませんでした。障がい者用の部屋が必ずあるので、場所と金額では悩んだものの、泊まれるホテルが無くて困ることはありませんでした。
もちろん、TWAホテルも障がい者用の部屋(アクセシブルルーム)日本で言う、バリアフリールームがバッチリ設置されています。
内容を見てみますと・・・
■車いすで移動できる十分なスペースのあるレイアウトの部屋
■ベッドフレームは車いすからの移乗しやすい造り
■車いすのまま入れるシャワールームに手すり、専用の洗面台と鏡
■使いやすい照明スイッチ
■スイッチで操作できるシェード
■生命安全装置付き
予約の段階からアクセシブルルームを指定できるようになっています。
車いすでの旅行者が困らない仕組みがちゃんとできているので安心です。
さらに詳しい部屋の状況や必要とすることを聞きたかったらメールしてねと注意書きされています。
こうしたところが、アメリカの良い所ではあります。
ちなみに、こちらのホテルの現在の価格は、1泊、デラックスキングルーム$199~でしたが、、眺めがある部屋となりますと、、$269~と一段とお高くなります。。
空港ホテルって割高ですが、ここはさらにお高いです。
ですが、空港を満喫し、飛行機マニアで建築好きなら、お値段以上に楽しめるのではないでしょうか?
うん。。もう一度、ニューヨークに行ってみてもいいかなぁ~♪
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