兼業主婦の強い味方、「食器洗い機」。
導入に悩む方におすすめする理由をお伝えしたいと思います。
時短、時短と色んな事に時間を掛けないことがもてはやされていますが、、私の時短の強い味方はこのスウェーデン生まれの食器洗い機「ASKO・アスコ」ちゃん。4年使ってみての結論から申しますと、これなしではもう暮らせません。
食洗機ーすでに主婦の必需品
私が初めて「食器洗い機」に感動したのがニュージーランドのホームステイ先。
かれこれ、、20年近く前のお話です。
そこのホストマザーは大型の食洗機に、朝食から夕食までの全部のお皿を入れ、一日の終わりにスイッチポン!食器洗いはこれで終了と言うのです。
何でも、ニュージーランドの家電メーカー「Fisher & Paykel」社が最初に特許を取ったので、ニュージーランドは「食器洗い機」の発祥の地らしいのです。(ホームステイマザー曰く)。
しかも、もう20年も使っているというからびっくりです。そんなに昔からニュージーランドの主婦が食洗機を利用していたことに驚きました。
日本は家電先進国と言いつつ、当時の日本の食器洗い機ってすっごくしょぼくて小さくて、買っても結局使わない主婦がほとんど。
それが、このご家庭では毎日欠かさず使われている必須家電だったのです。軽く、カルチャーショック受けました。
日本のキッチンって当時は使い勝手優先でしたから、ダサいし全然オシャレでもなくって、海外のキッチンが本当にステキに見えましたし、この大型食洗機という家電が浸透していることに非常に驚いたわけです。
この大型の食洗機の便利さを日本人はもっと知るべきだと思っていました。
そんな経験から、ワタクシ、家を建てる時には海外のようなビルトイン食洗機を絶対に導入したいと考えておりました。
そんな海外のキッチンに憧れがあったのです。
ASKOを選んだ理由
購入に当たっては、国産は最初から除外しました。
私が感じる国産のメリットは引き出し式であることだけで、他はメリットを感じなかったです。とにかく、一日の量を洗えなければ使わないだろうと思いました。
すると、サイズの点でとにかくアウトです。
海外製の中では、有名どころの「Miele・ミーレ」とも迷ったのですが、価格がASKOの方が安かったのと、単純に北欧スウェーデンのメーカーってことに魅かれてASKOに。
細かな仕様はメーカーによって違いがありますが、正直なところ毎日利用していて大きな差を感じるほどに気になる差はないのではないかと思うのです。
私は北欧スウェーデン製であることと、価格の面が見合って、我が家でも導入できるメーカーとしてASKOを選んだのですが、機会があるならショールームなどでミーレやエレクトロニクスやガゲナウなど色々と見て、納得のいくものを選べばいいと思います。
予算に余裕があり、欲しい機能や仕様のものがあるなら、やはり上位機種の方が良いと思われますから、それを選べばいいと思います。
我が家のASKOちゃんは、使って4年経ちますが、特に不具合なし!
洗いあがりに不満足もありません。
幅45㎝よりも60㎝がよい理由。
幅が45cmの物もあります。
食洗機は無いよりあった方がいいと私は思います。食器だけなら45cmのものも十分な家事戦力となってくれるとは思います。でも、45㎝で良いなら、国産の物で初期投資が安いものを選べばよいという事になります。
我が家は二人暮らしでも、大きい60cm幅の食洗機しか考えませんでした。
家事の短縮が目的であるわけですから、食器に鍋からボールから全部を入れて一気に洗えなければ、食洗機の導入効果が薄れるからです。
鍋だけ別に洗いますか?
15cm幅の収納を削ってでも、60cmの食洗機にして、毎日の洗い物を減らした方が得だと思います。収納を大きくするよりも食洗機を大きくすることの方にメリットがあると感じます。
それから、食洗機内の引き出しについてですが、ASKOの食洗機には2段仕様と3段仕様の物があります。私はお鍋を入れることと、家族の人数が少ないので2段仕様を選びました。価格も2段の方が安かったですし、これでお鍋をどんと下段に入れ込んでしまえます。
毎日、フライパンから炊飯ジャーのおかまから、ル・クルーゼの鍋からぜーんぶ入れてます。朝食の食器をササっと水でながしてIN。夕食の食器とお鍋をIN。
もちろん、べったりした汚れはざっと拭く、ご飯粒は極力入らないようにしたりしています。
収納箇所が減ることを憂慮するかもしれません。でも、キッチン廻りの”モノ”って制御しなければドンドン増える傾向にあります。
ですから、収納を大きくしたいと思う気持ちはわかりますが、必要な物を必要なだけ持つという暮らしをした方が経済的でもありますし、管理もしやすくなるものです。
衛生的で節水が得意
超几帳面な人には家電がちゃんと洗っているかと心配されるかもしれませんが、基本、お湯で洗うので、手で洗うよりずっと衛生的です。
この、”お湯”で洗うことで洗いあがりの食器はほとんど乾いてます。雫をちょっと拭くだけでOKです。乾燥がちゃんと出来ないと心配な声をたまに見かけますが、私はそれほどに気になったことはありません。器の高台に水はたまりやすいので和食器などは注意して並べると防げます。
そして、経済的なのが水代。日本は本当にきれいにすすぎますね、、ですが水代も掛かりますが、これを抑制してくれます。
それから、水仕事って手が荒れますよね。特に冬場はドンドン乾燥しますから、水仕事が少しでも減るって嬉しいものです。
ちなみに、ニュージーランドの手洗いでの食器の洗い方をご存知でしょうか?
お湯に洗剤、洗ってそのまま、【すすぎ】の工程がないのです。これに衝撃を受けた私は聞きました。「すすがないの?!」答えは「Not a poison.」・・・毒じゃなくてもイヤ~。
もちろん、ニュージーランド人みんながすすがないわけでは無いようです。欧米諸国のすすがない国は色々あるようですが、水不足があったり衛生面だったり、理由があるようです。
でもですね、ニュージーランド、お水は豊かにあるんです。しかも、カルキ臭くない。
カルキではなく、フッ素でお水の消毒をしているから。
そして、フッ素といえば「歯に良い」。虫歯は少ないそう。
深夜電力で節電しよう!
我が家はオール電化ですので、深夜電力を使う方がお得です。
ですから、タイマーをセットし深夜電力で洗浄。朝にはホカホカ洗いあがっています。しかし、タイマーを忘れたとき、洗いあがっていない食器を朝見てガッカリ…とならないように、タイマー使用する方は寝る前に確認しましょう!
タイマーにすると足元のライトが点灯します。色が我が家のASKOは青色に変わります。
暗がりに青く点灯しているのをちゃんと確認してから就寝です。
日頃の手入れもさほど必要なし
お手入れはですね、、ちょっとわかりにくいのですが、この写真のグレーの丸い部分をくるっと回すと外れるようになっています。
ここを2ヶ月に一回程度外して洗っています。
グレーのプラスチック部分の隙間に油ぽいものがペタッとしてくるのですよね。
内部はステンレスですから、しばらく使うと水垢が付いてきます。
これもここのトレーを洗うときに一緒に清掃。クエン酸スプレーでお掃除しています。
洗剤は「フィニッシュパウダー」。固形を最初使っていたのですが、時々溶けてないことがあったので、パウダーに変えました。その後は問題なし。きれいになっています。
デメリットもあるけど、兼業主婦にはおススメしたい。
デメリットの一つは価格です。30万円以上は見積もらなければなりません。
そのうえ、洗濯機や掃除機とは違い、絶対にないと困るものではありませんから、価格の時点で予算が見合わず却下となる場合が多いと思います。
手洗いするのが好きであれば時間を掛けて食器を洗うことは苦にならないかもしれませんし、家事に時間が掛けられるなら別に必要ではないと思うんです。
でも、使い始めたら、食器洗いの大変さを痛感します。洗って、すすぎ、結局は乾燥機能の付いた水切り籠兼乾燥機へ投入ですよね。
ビルトイン食洗機なら、汚れたお皿の食べかすをサッと取って入れるだけ。洗って、すすぐという2アクションが無くなるんです。これに慣れると、以前の食器洗いに掛けていた時間がもったいない…。
もう一つのデメリットは洗うのに時間がかかること。
普通汚れの洗浄ですと、約1時間半ほどを要します。一度、食器を投入し洗い始めると途中でドアを開けてしまうと蒸気や熱気が上がりますので、開けることは推奨されていません。ですから、ほぼ洗い始めたら終わるまでドアを開けませんが、私のように朝に洗いあがるようにすれば、別に問題ではありません。
さらに、、我が家の犬がドアをオープン時に食洗機に入れた食器を舐めに来る。。。ので、国産の引き出し式だったら、これは無かったであろうとは思いますが。。
大きなデメリットの価格が一番の問題ですが、それ以外は私にとって食洗機はメリットしかありません。
いかがですか?キッチンをリフォームする方、お家を建てる方、ビルトインの大き目食器洗い機の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
きっと、手放せない家電になることと思います。
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