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ローマ・サン・ピエトロ大聖堂 in 車いす

世界の名所と美術館
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ヴァチカンと言えばカトリックの総本山。
ベルニーニ設計の広場中央にはローマ皇帝カリグラがエジプトから運んだという、オベリスクがあります。ローマ時代にこの大きさのものをどうやって運んできたんだ?!
この広場だけでも、楽しめるポイントが満載なんですが、私たちは時間のない悲しき日本人観光客。悠長に眺めていたらすぐに一日が終わります。
広場はそこそこにさっさと大聖堂へと行きます!

そう言いつつ、バチカンは三回目なんですけどね・・・全然未だに不十分です。

一度目は水曜日だったので、恒例の「教皇謁見日」でした。そりゃもう、、人人人!!!
改めて『ローマ法王』の凄さに圧倒です。この時はバチカン美術館とサン・ピエトロ広場を見学。

二度目は、絶対にサン・ピエトロ大聖堂の内部を見たい!と期待を胸に膨らませておりました。
ところが、「ヨハネ・パウロ2世」の”列福式”と重なりまして。ローマ中がこれ一色。
特にヨハネ・パウロ2世の出身国のポーランドからたくさんの方々がお見えでした。

式典があることは事前にわかってはいたのですが、如何せんサラリーマンは予定変更な無理ですのでね。。式典当日はもちろん入れませんから、ずらして予定を組みました。
何とも、珍しい機会に遭遇できたことは良かったのですが、やはり人の多いこと。。。

この時の経路は左側から警備員さんに誘導してもらい、記憶が定かではないのですが、ベルニーニ作「教皇アレクサンデル7世の墓碑」の扉をくぐって入ったようです?
警備員さんについていきながら上を見たら突然骸骨の彫像に驚愕。。
ワーーー!と、驚きを夫と共有できないまま、どんどん進んでいく警備員さん。。。
ワクワクどころか、ヒョエーッとして入ったらもう大聖堂中心部。
すると、、中央天蓋の前に「ヨハネ・パウロ二世」のご遺体が安置されている。
その周囲では涙を流して祈る人が沢山いて・・・。
ご遺体が??内心、またヒョエー!!!平然を振舞いつつ、神聖な場所で失礼があってはいけないと緊張。
何年も前に亡くなった法王のご遺体をどうやって保存してたんだと気になるし…。。。
場違いな私たちがここに居ていいのか?という気分。ある意味、本当に別世界を感じつつの鑑賞・・・

もう、最初からブレブレでの見学となってしまいました。
本来の車椅子の人の出入りがどういう風になっているかが全くわかりませんでした。多分、一般の方が入れないところを通ったのだと思います。
戻りもその警備員さんに連れられて出てたので、自分のペースで見て回ることが出来ませんでした。

この度三回目。
月曜日の夕方。随分と人が少なくなり、気兼ねなく、、見ることが出来ました。

車椅子でのサン・ピエトロ大聖堂についてをご紹介します。

私たちはバチカン美術館を見終わって、美術館の出口から城壁ぞいに歩き、大聖堂に向かって広場右手の回廊に出てきました。ここまでの路面は車椅子でも進みやすい路面でした。
しかし、広場に来ると、またピンコロ石畳が始まります。ローマの歴史的な場所の前はほとんどこのピンコロ石畳を覚悟していかなければなりません。

回廊をそのまま進むとセキュリティーチェックがありますので、チェックを受け大聖堂の方へ進むと、クロークのある場所まで行きます。
写真の大きなアーチの下にクロークがあり、ここの中にエレベーターがあります。身障者用のトイレもここにあります。(まあ、あまり出来は良くないトイレですが…。)行ける時に行っておきました。ここもお約束通り便座はありません!

ここからエレベーターに乗って大聖堂への入口まで上がらなければなりません。
エレベーターは警備員の方がカギを持っていますので、警備員さんと一緒に上がります。
エレベーターを上がると、システィーナ礼拝堂からそのまま降りてこられる階段のところに出られます。システィーナ礼拝堂から直接ここに出られるといいねと言っていたのですが…。
クーポラへの入り口もここからです。

アーチの入り口を、前室部分まで行きましたら、大聖堂へ入るスロープ付きの扉がありますのでそこから大聖堂へと出入りできます。
どこもですが、車椅子に気付くと「こっち」とか「あっち」とか、スタッフや警備の方が教えてくれますので、迷うことはありません。

では、入って本物の「ピエタ」を見ましょう!美術館にある「ピエタ」は複製ですからね。やはり、セキュリティー万全。ガラスに覆われて遠い。。。
でも、本物を見ることが出来ました。

それから、聖ヒエロニムスの祭壇。ここに聖ヨハネ23世が眠っています。

お約束の大天蓋。ベルニーニ作。はるか彼方にクーポラ。高すぎる。。。

その向こうに司教座があります。金ぴかに黒い彫刻が映えますね。
ここに本当に座るのでしょうか?高所恐怖症の人は無理そう。

聖アンデレの像です。ここの足元から、地下墓地へと下れます。
この像の右脇から階段で下りますと、豪華な彫刻の施された沢山の棺が陳列されています。これまでの教皇や司教が眠っているのでしょうね。。。しかし、ご注意。ここからまた聖堂に戻ろうとすると「マダム!出口はあっち!」と注意され、言われた方へ行くと、そこはもう外側です!
「どうしよう~!」
そこにいる警備の方に説明します。聖堂内に夫が待っているの?どうしたら戻れるの?すると、「また元の入口から聖堂に入れるよ~」
焦った私に優しく教えてくれました・・・。恥ずかし。。
一方通行ですので、聖堂を見終わってここから出るというルートでの見学も効率的ですね。

どこも、かしこも装飾の嵐です。これでもか!と言わんばかりにすごいです。

どれほどの資産があったのでしょう?余すとこなく、大理石と彫刻装飾の嵐ですよ。
やはり、ここは前もってきちんと予習しておくのをおススメします。見落としのないように。

最後に、入口付近から奥を眺めます。。。なんて広いんだ。

そして、この扉の大きさ・・・。

そして、お約束のスイス衛兵さん。皆さん、体格が本当に良くて、しかもイケメンぞろいです。
この派手な衣装もばっちり着こなします。

 

今回の旅は、電動車椅子で巡っているので、私が車椅子を押す必要がなかったのですが、度々段差があったり、石畳に前輪が挟まったりするので気にかけつつ歩きます。
ですが、ほとんどの教会の聖堂内は床がツルツルの大理石ばかりなので、教会内に入った途端、石畳と段差バリアから解放され、すーっとした気分になります。
そして、この薄暗い荘厳な雰囲気と少しひやっとした感覚、古い歴史の遺産に浸かっていられる時間がとても好きです。

やはり、バチカンは三度目でも制覇は不可能でした。夢は時間を気にしないのんびり旅。これができる日かいつか来るのでしょうか???

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