キッチンも思い描くものは多々あれど、それが自分の家にぴったりと収められるかというとそうはいかないし、選ぶキッチンの素材やインテリアの趣向に合わせて『収納方法』も大きく変わる。
見せる収納だったら。。
所有する物の一つ一つに思い入れがあって、それらをうまく生活に使いつつ、棚に置く。
器や焼き物が好きな私にとって、飾って収納できる棚って凄く魅力的。
物を一つ一つ、大切に使える日常を送れると本当に楽しそう。良いですよね~。そんな、丁寧な暮らしができたら本当に幸せ。
見せない収納だったら・・・
やはり、見せない収納だと、『シンプル』『モダン』なイメージになる。
これはこれでカッコいい。素敵な花瓶や鉢を一つ置く…。大人のインテリアという感じです。
しかし、、こうなると、スキがないし、きっちりとキレイにモノを仕舞う習慣が必要になる。
オープンなキッチンで間取りが決まると、”見せる収納”なら、具体的にどんな”見せ方”、、どんな質感のものをどう”見せる”のかを慎重に選ばないといけないし、”見せない収納”の場合は、、面材次第で価格が大きく変わるし、どんな見せない収納の仕方をするのかキッチンの収納のシステムをしっかり選ばないといけなくなる。
基本的に”見せない”収納の方がラクなことは確か。
キッチンを選ぶときに何を考えたか。。。
まだまだ最初の土地が決まる前くらいは、キッチンの収納方法は、キッチンパントリー♪
パントリーがあれば、あれやこれやを詰め込めるし、インテリアを壊すものをそこに全部詰め込める。
前に書いたように私が目指したキッチンは、半オープンで半クローズドのキッチン。アイランドっぽいキッチンをそなえコンロ部分を視界に入らない感じにして、そこから奥のパントリーへ行く仕様…というもの。
そしたら、キッチンの汚いコザコザをパントリーにエイッと詰め込んで見せなくて済む。
あたりを気にせず収納できるし、収納スペースに余裕が出来そうだしね。
そして、”見せる収納”を一部造って、棚に好きなものを飾る。
こんな棚のあるキッチンって凄くステキでしょ。
グレーの背面にサーモンピンクの食器や水差しが差し色になって、コッパーの鍋が置かれてたりするのなんて、、もう、、強烈にオシャレ。。。
パントリーを作って一部を隠し、一部を見せる。これがベストなキッチンだ!!と考えましたよ。当初はね。。。
しかし、、実際に間取りを考えて詰めたところ、完全なオープンキッチンの間取りとなったので、収納は再考しなければならなくなりました。。
やっぱりね、、丸見えオープンだと”隠す行為”ができる場所が一つもない。
完全なオープンキッチンで”見せる”収納を造ると維持するのが結構大変ではないか。
パパッとうまくデコレーションできるような力量が私にはないんじゃないか。
そして、、最大の問題は棚の掃除をマメにできるかどうか。
棚のホコリって結構溜まる。棚の掃除が追加される。
棚に置かれる食器も、毎日使わなかったら、曇ったりホコリがしたりする。
フキフキ、、いつもできるか? …『できない』。
さらには、、キッチン本体なんかにスケルトンなもの選び、下にゴミ箱やらを配置…なんてことも考えたけど、使い勝手は良くても、、そこに設けた棚の奥の掃除とかが大変そう。
そう。棚を配置した”見せる収納”のキッチンは私に管理できるキッチンではないと判断した方が良いようだ。
それからね、、もう一つ大事な点がある。
棚の奥のモノって、普通でも取りにくい。車いすの夫はなおさら取りにくい。
結論としては、、我が家のキッチン収納は引き出し式収納がベスト。
そう、結局は一般的な引き出し式キッチンになりました。
やっぱりね、”見せない収納”の方ががキレイなわけですよ。
正直、使いやすくて収納し易くて重たい鍋なども入れやすくて、、これが、一番いい。
オープンなので出来るだけワークトップには物を置かないようにして、、
シンク上の収納は食洗機から洗いあがった食器を仕舞うのにちょうどよい。ここは毎日使うような食器とコップやマグなどを収納。
この収納の上に照明を置いてもらい、ちょっといい雰囲気になっています。
シンク下の引き出しには、ゴミ箱と洗剤類。IHクッキングヒーターの下はもちろん、お鍋類を収納しています。
それから、ワークトップのシンクから左手に冷蔵庫があるので、野菜などを冷蔵庫から出したら、シンク横のスペースに一旦置いて食事の準備ができるので凄く使いやすい。
冷蔵庫の横は上に扉式の収納と下はやはり引き出し式の収納。
レンジとコーヒーメーカー、ポットはここに出していますが、炊飯器は使った後、レンジ側の一番下の引き出しの中に収納しています。ここには他に電気フライヤーなんかも仕舞います。
できるだけ、表に出さないように。
右側の引き出しには、一番上がカトラリー類、二段目はシンク側の食器ほどには多用しない食器。一番下はパスタや海苔、乾物類を入れている。
収納の不足を当初は心配したけど、実際のところ天井までの扉式収納もあるので、不足を感じてはいません。そして、高いところに手が届きにくいのでこの扉収納の上に空間ができないように天井まできっちりと板を造作してもらい、掃除しにくい高い場所を減らしてもらいました。
この扉式収納の奥はやはり見にくい。でも、収納スペースとしては結構あるので、いつもは使わないものを仕舞って置ける不可欠な収納となっています。
ここを棚にしても良かったけど、やっぱり辞めました。どうしても、こうした場所は使われない食器などの収納となる。そしたら、、使わないのにホコリだけはしっかりまとうわけですよ。
ま、収納BOXなんかをうまく利用する手もあるけど、箱の上もホコリがするだろうし、幾段かの棚のホコリを掃除するのが増える分けで、、、。ぴっちりできる限り天井までの扉式収納を選択したわけです。
そんなわけで、収納は引き出し式のものがやっぱり使いやすい。ここまで、引き出し式にしている方もいます。
L字型のキッチンはこの、”Lのコーナーが使いにくいと言われますが、ここまですれば無駄なしですね!
また、扉収納でも、中を引き出し式というのも多いですね。
やはり、棚は奥の物が取りにくいということが一番のデメリットだということです。
結論として、我が家の場合のキッチンは”見せない収納”で引き出し式という一般的なキッチンとなったわけです。
でも、前の家のキッチンは昔ながらの扉式の収納のキッチンでした。そこから、引き出し式になっただけでも、使い勝手って凄く良くなってストレス解消!引き出して奥までちゃんと見えるから、奥までちゃんと使えるし無駄がない。
当時は腰も痛くて、扉式のキッチン下の収納に中腰でお鍋を仕舞うことさえ辛かったんです!
引き出し式バンザイ~
冷蔵庫も下段はみんな引き出し式。
ちなみに、、、食洗機も引き出し式にしたい願望あり。
やっぱりね、「ドリームハウス」だから、たくさんの願望が沸いてくる。
でも、生活のし易さが伴わないモノ選びをしてしまうと、後々、手が行き届かなくて折角の理想のインテリアも徐々に手つかずになってしまうのは本末転倒。
私の場合はそう思ったのです。頭の中の描いたものをそのまま現実にするのは凄く難しい。
そりゃ、お手伝いさん雇ったりできるならいいけど~。。。
家事や片付け、あれも出来てない、これも出来てない、、って自分がなるほうがストレスになりそう。
だから、出来る範囲の程よいインテリア♪
丁度良い落としどころが必要ってことですね。
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