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木製縦格子の塗装ーホウ酸塗装とウッドエイドの塗装

バリアフリーの家とは
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電動サンダーでウッドエイド塗装の為の下処理を行いました。
これがかなりの重労働であったので、塗装はラクだろうとタカをくくっておりましたが、やはり塗装も中々大変でございました…。

しかしながら、どうにかこの塗装まで完了しましたよ。

1日目は「ホウ酸」で塗装。

以前の記事に記載した通り、木部の大敵、腐朽菌対策のため、”ホウ酸”処理を行う事にします。電動サンダーで下処理した理由はここにもあります。
ホウ酸が木に染みこむことで効果を発揮するからです。

ホウ酸塩の防蟻・防腐処理のこと。木製格子の塗料にオスモよりウッドエイド。
オスモでのメンテナンスでも十分だとは思うのですが、そもそもの木材の寿命を延ばしてあげたいと思った事とメンテナンスの頻度を出来るだけ伸ばしたいと思ったので、他にいい塗料がないものかと探してみたのです。

最終的に購入しましたホウ酸です。『ティンボアPCO』というもの。

この様にビニール袋に入っております。

ティンボアPCO
http://kominka.yanoss.jp/eco/01_dot/dot1_2timbor.html

1袋1キロのホウ酸が5袋入っており、12000円。(税と送料がプラスされます)
濃度にもよりますが、この5キロ入りのもので、最大300㎡くらいに使用可能です。
使い方は同封の用紙に記載されています。
コチラのページには”ウッドエイド”についても記載がありますのでご参考に。
http://kominka.yanoss.jp/eco/01_dot/dot1_3aid.html

塗装の方法ですが、ワタクシは噴霧器でシューっと噴霧方式で済ませます。

刷毛で塗るという方法もありますが、出来るだけラクに終わらせたいので、多少作ったホウ酸水がもったいないですが噴霧方式で終わらせます。

左側が噴霧した状態。木が出来るだけホウ酸水を吸い込んだ方が効果が上がるので、サンダーで前の塗装を出来るだけ取り除いておくというのが基本です。
ホウ酸水を木肌に染み込ませます。しっとりと濡れるくらいで噴霧しました。

1キロのホウ酸で約5リットルのホウ酸水が出来ます。
縦格子部分だけでは残るので、残った分をデッキの裏側に届くところまで噴霧しました。(ホウ酸は水に溶けてしまうので、濡れるところに噴霧しても効果は持続しません。ですから、濡れる場所での効果を期待するなら、”ウッドエイド”などの防水のための塗装をしなければなりません。)

さすがにこの作業は気楽。噴霧器で防腐防蟻処理ができるなら本当にラクですね。

ホウ酸処理した後、乾くと元の色に戻るかと思いましたら、電動サンダーで処理した後より少し木の色が濃くなりました。

ですから、ホウ酸後に私のように色付きの塗装を考えている方はその分の色の調整をした方が良いかもしれません。

2日目。いよいよ「ウッドエイド」で塗装。

前日に噴霧しましたホウ酸は天気が良かったため、すっかり乾いています。
ホウ酸が完全に乾いてからウッドエイドの塗装をしなければなりません。

用意したもの。

・ウッドエイドカラーA ライトオーク&クリア
・養生テープ ビニール付きのものとテープ
・刷毛
・コテバケ(青い涙型のもの)
・塗料用のバケツ(100円ショップで購入)
・手袋
・雑巾

ウッドエイドカラーAは塗装に色を付けたい場合のもの。
我が家の元々の塗装はオスモカラーのラーチ。
ウッドエイドのライトオークはこのラーチとほぼ同じ色でした。
しかし、色の濃度が少し濃く感じます。
色を少し薄めにする場合は、ウッドエイドカラーAの中に”クリア”という色なしの物を混ぜることで色のトーンを薄く出来るようになっています。
これを我が家の場合、半々で使用し調整致しました。

よく混ぜて、刷毛で塗るのですが、やはり原料がシリコーンということもあり、乾きだすと若干ビニールが乾いたようになります。
その為、あまり時間をかけると乾き、ベタっとしだします。
ですから、薄めにサッと塗ります。すると木に染みこみますので、手早く薄く塗るというのが秘訣でしょうか。
あまり刷毛に塗料を取りすぎて塗料が垂れ固まると半乾きの時はビニールのようになり、乾いてしまうとどうしようも無くなるので、垂らさず塗料を多すぎず塗るというのが少し難しい。
こういう部分はオスモカラーなどの方が塗りやすいのでしょうか?

で、活躍したのがコテバケ。

我が家の縦格子の板が斜め。板の隙間を刷毛だと塗りにくそうだと思いました。涙型なので先端を隙間に入れると良いのではという考えでした。

これを一枚一枚の板にペタッと当て、上から下へサーッっと動かすとキレイに隙間部分を含め、全面塗れたので非常に重宝いたしました。ほとんどをこれで塗りました。
ですから、刷毛は細かい所だけしか使いませんでした。

恐らく、こうした塗装にはコテバケが良いというのが感想です。
色々種類がありますので、とりあえず一つはコテバケを用意しておくと重宝しそうです。

指示通り、これを2回塗り。
中々の作業でした。コテバケは便利ですがやはり持ち手がツマミ方式なので中々辛くなってしまいましたがなんとか半日で終了できました。。。

上記のコテバケは別売りの柄を購入し取付することで、脚立に登って高い位置をせっせと作業せずに塗れたようです。
コテバケの便利さを知らなかった私は無駄な作業を必死でしていたのですね。

やはり、作業をいかにラクにするかは道具選びは重要です。
反省点はココですね。。。

さて、仕上がりは~

こんな感じです。色は建築当初と同じくらいに。
もう少し写真が良い色に撮れているかと思ったら。。。
塗りムラは多少あるものの、初めてにしてはよくできたと自分を褒めることといたします。

さて、ホウ酸処理で腐朽菌を防いで、防水防腐機能付きの”ウッドエイド”塗装。
どれくらいの期間持つものなのでしょうか??
経年劣化の状態を記録しておこうと思います。

まずは雨が降ったらどの程度弾いているかを観察しておきます。

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