朝はBSのワールドニュースを見るのが習慣です。
今朝もちらりと見ていると、スペインのニュースがあっておりまして、4月23日は『サン・ジョルディの日』で、何でも大切な人に”本とバラの花を贈る日”だというのです。この日の本の売り上げは年間の売り上げの6%を占めるそう。
沢山の人がこの日に”本”と”バラ”を買って、贈るのですね。
ちなみに日本の4月23日は、『子供の読書の日』になっているそうです。
素敵です。我が家に『本の日』は無いのだけれども、なぜか時々お互いに「本」を買ってあげたりします。
私の大好きな、「今日の猫村さん」は出るたびに夫が買ってくれます。
「本」って素敵なプレゼントだと思う。
「本」のプレゼントはものすごくうれしい。もちろん、プレゼントって貰うと嬉しい。でも「本」の場合は特別感がある。
ドンピシャで「コレコレ~」な本が貰えるともう、「解ってるね~」って思えて嬉しさ倍増だし、気持ちを察した本の内容とかだと、その優しい気持ちがグッとこちらにも染みてくるし、兎に角私にとって本のプレゼントは嬉しいモノの上位。
本だと受け取った後がまた違うでしょ。文章や絵、その内容を読む時にさらに受け取れるもの、得られる知識やストーリーがある。
優しさや慰めの言葉を本の中身からじっくりと感じたりすることもある。
”手紙”とはまた別の特別なプレゼントだと思うのです。
だから、「本」を贈る。迷ったら、「本」を贈る。
「本」って価格が知れてるし、すごく手軽に贈れるプレゼントの一つだと思います。それに、気が知れている人へだったら、「あ!これ絶対好きだ~」って解るから、選びやすいってこともある。
だから、あまり親しくない人には「本」ってちょっと難しいプレゼントにもなる。
でも、卒業とか就職とか結婚とか、人生の分岐点にある人にだったら、きっとその人の趣味や好みが詳しく分からなくても、その時にふさわしそうな内容の本を選ぶってことも出来るので、反対に贈りやすいプレゼントにもなると思うのです。
夫への「本」は、見つけた時が贈り時。ふらりと本屋に立ち寄って、「あ、これ絶対好きだ~」って思ったら、ちょっと買って渡すんです。
夫の場合は、私が「欲しい本がすっごく高くて買えない!!」って言ったのを覚えてくれてて、それをバレンタインのプレゼントの代りとかで買ってくれたりする。
それから、悲しい気持ちの時にちょろっと「本」をくれたりする。
こういうのって、すごくうれしい。相手の事をいつも気に掛けてるって事が解るから。
ま、本を読むのが嫌いって人もいるので、『本好き』な人へは迷わずこうしたプレゼントを贈るって、凄く心が伝わる最高のプレゼントだと私は思うのです。
だから、本を贈る。プレゼントに迷ったら、本にする。
本を贈る相手はやはり本当に親しい人がいいかも
私が「本」を贈る相手ってほとんど家族なのですけど、もし、友人や後輩、家族ほどに近くない相手に贈りたいなら、気を付けた方がいいかもとは思う。
贈った相手がその本について語るなら話をしてもいいかもしれませんが、あえて自分から贈った後に読んだかあえて聞いてみたり、相手に感想を聞くとかはしないというのが鉄則だと思います。
だって、読みたいタイミングって人それぞれだし、「本」ってその時は読んで面白くなかったものが後になって面白くなったり、環境や興味の変化で読み物って変化するものだからです。
それから、やたら分厚い自己啓発や哲学的なものを渡したりはしない方がいいかも。話題の本の中からとか、軽く読めるものにとどめます。
やはり、本というのは気の知れた親しくしている人に贈るというのが一番いいと思います。
子供のころに母が絵本を沢山買ってくれていたのも凄く良かったと今でも思うし。
バレンタインデーやホワイトデーを辞めて、「本の日」がいい。
だから、大切な人や近しい人に「本」を贈るイベントって凄く良いなって思いました。
商業主義社会に利用されてさらに「本の日」が増えるのはゴメンだけど、バレンタインデーとホワイトデーが無くなって、『本とバラの花を贈りあう日』ってのが一つ出来る方が良いなぁ。だって、その方が本来あるべき姿じゃない?
大切な人に気持ちを伝える「本」と「バラの花」。
こっちの方がよっぼどロマンティックだわ~♪
義理チョコとか大変だし、お返しホワイトデーも面倒くさいだろうし、気持ちなんてあったもんじゃない。まあ、自分へのご褒美チョコをどうしても買いたいって言うんなら、その日でなくてもいつでもご褒美すればいいじゃない?
昔はね、「青山ブックセンター」が福岡にもあったのよ。あそこは楽しかったわ。
素敵な本屋さんが町からなくなるってのは嫌だし、出版業界も大変だと聞くし。。
スマホ社会になって、そもそも紙の本を買う事が減ったのでしょうか。
時代に逆行してても、やっぱり、いつでも手に取れる実態のある紙の本が絶対好き。
手に取るって事が大事なことだと思っている旧式人間がまだいることを祈ります。
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