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住宅ローンと日本の借金と北欧社会めざして消費税増税?疑問が沸くので『奇跡の経済教室』を読みました。 

お金のこと
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消費税10%になる時に私が書いた以下の記事があります。
消費税によって人々の暮らしが少しでも良くなるなら税金としてモノを買うたびに8%や10%が取られることはやむ負えないと考えられています。
しかし、社会全体の経済として見るなら、消費税増税はデフレの日本においては逆の措置な上、所得が低い人ほど打撃のある課税措置…ですから、ずっと疑問がありました。

消費税10%になる前に買っておくものは?その前に、知りたいこと。消費税を上げる理由は本当に福祉のため?
ハイ。ワタクシ家計を預かる主婦です!「消費税が上がるから、、、今のうちに必要な物を安く買っとこう!」って思います。消費税が10月から10%になる。我が家でその前に買い置きしておいた方が良いものがあるか??家を見まわして考えてみる。。

それから、日本の借金1000兆円にも漠然とした疑問があり、そのことについては以下のブログに綴っています。

節約のコツは買わない事だそうです。日本経済はどうなるのでしょうか。
それで、今日は皆が気になるお金と経済の事について書いてみようと思いました。なぜなら、、前々からおかしいと感じているからです。『なぜ、日本はずっとデフレなのに、この増税措置に疑問を持たないの?』という点です。

そして、ワタクシ、調べました。
本当は楽しいインテリア本や美術本とか歴史本を読みつつ暮らしたいのです。経済本をなんで私が読まないといけないんだ。知りたいことでも何でもないのに。
でも、調べたり読んだりしないと、私のなぞは解決されない。。。

しかし、読んで正解でした。これは皆が知ってほしい!と思いました。
それと同時に、何だか私たち庶民って。。庶民って。庶民って・・・。な~んにも知らないままドンドン社会はおかしな方向へ行ってしまうのね…と、悲しい気持ちになりました。

まず理解すべきは国債は『国民の借金』ではない。

驚きましたか?『国民の借金』。実は嘘だったんですよ。
これ、国民の皆さんが知るべきだと思いました。私も夫に言われて頭がオカシクなりそうになりましたが、何度も何度も聞いてようやく理解しました。

難解です…。
次世代に残す『借金』が1000兆円と言われていることはご存知ですよね。

お金について漠然とした疑問があったと述べましたが、世界中のお金の量を考えてみると、、あの天文学的数字とも言えるお金は一体どこから湧いてきたのですか?
単純に考えてみてほしいのです。どうやって増えて来たのか?

このことは私の中のなぞでしたが、別に自分の暮らしに関係ないからなぞのまま過ごして来たんですけど、、、
これは『増やされてきた』のですよね。

そう、借金の元凶といわれる『国債』によって…つまり、国の借金は人々の富、資産となってきたということ。
お金が増える原理はこれだけではありません(夫談)が、国民の借金と定義されてきた『国債』は大きな役目を果たしてきたわけです。
実際「国債発行」するたび、また借金が増える。このまま行くと日本は破綻と言われてきましたよね。でも、ちがうんです。

では、そうでは無いって説明をこちらでどうぞ。
2ページに渡って書かれていますので両方ぜひお読みいただきたい。

「日本は借金大国」の嘘。国債発行で国民の預金が増えている事実 - まぐまぐニュース!
これまでも「武田教授が激怒。NHKが垂れ流す『日本国の借金1000兆円』の大ウソ」などで、財務省等の「増税したいがためのウソ」を暴いてきた中部大学教授の武田邦彦さん。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、たびたび消費増税の言い訳にされる国債について理解を深めるための「基礎知識」

それから、こちらは非常に面白い。あの、”麻生太郎氏”による『日本の借金』の解説です。なかなか衝撃的な上に解りやすい。しかも、2014年に麻生氏はこのことを言っていることからすると、なかなかの確信犯的な人物に思えてなりません。悪い人だという率直な感想です。

麻生太郎氏による「日本の借金」の解説が超わかりやすい 「経済をわかってない奴が煽っているだけ」
1000兆円の大台も近づいてきた日本の国債残高。マスコミはこの数字を取り上げて「日本が破綻する」と報じていますが、元首相であり経済通を自認する自民党・麻生太郎氏は「多くの国民が信じているが、これは間違い」だと完全否定しました。麻生氏は、日本の財政を「ギリシャショック」と呼ばれるギリシャの経済危機と比較し、日本の国債は9...

日銀と政府と国債のカラクリ。財政破綻は嘘ですね。
だって、日本円で円を発行できるから。
ギリシャやアルゼンチンのようなことは日本においては戦争でもない限りあり得ない。

今の経済政策が続くと・・・

私のブログは”家づくり”や”インテリア”に関心のある方向けに…なんですけど、家を建てるって、人生の一大行事。一番お金を払う部分でしょう。そして住宅ローンを35年とかで返済する人もいるわけです。

自分の住宅ローンという借金の上、日本国民は『赤ちゃんから老人迄、一人900万円の借金』がありますよって言われているんです。二重苦じゃあないですか?

何人家族ですか?
我が家は二人。900万円×2=1800万円。
もう一回、小さな家を建てられますよ。

やっぱり、このことって知らないままに見過ごしていると、本当に返さなくていい借金を税金として取り立てられることになりかねないと感じるのは私だけでしょうか?

今後、国債を国が発行するたび増えるからと社会保障や教育などが削られて行きます。そしたら、折角建てた”ドリームハウス”は手放さなければならなくなるのでしょうか。
子や孫の世代ではもはや家を建てる事さえ”叶わぬ幻”となりませんか。

しかし、国債のカラクリが解った方には「違う~!!!それは、国民の預金が増えている事なのよ!」って、言える。
麻生氏が言う通り、「”財政破綻”することも無い」って言えるようになる。

信じられないって感じても仕方がありません。
これを伝えている経済学者って、まだ少数派らしいのです。

だからこそ、疑問を感じる方は、ドンドン自分でお調べになった方が良いと感じています。
だって、『未来に負債を残してはいけないという』ワードによって、今の子供たちやこれから社会に出る人々、、それに介護が必要な人、年金が少ない人、いろんなものが削減されていって困っていないかしら?

消費税も上げてはやはりダメだったんだ!

上記で引用した記事でも「消費税」については触れられていましたが、一生読むこともなかったような”経済本”のこちら・・・。
中野剛志著『奇跡の経済教室』。

非常に面白かったです。無知だったと気付かされました。
そして、私が漠然と疑問だったこと、”日本の経済政策”はやはり間違っていることが良く解りました。

教科書に書かれている通り、デフレが続く日本に置いて、”消費税増税”はしてはいけない政策であることがハッキリわかります。日本が成長できなくなった大きな理由の一つだからです。
また、誤った経済学が横行して来たにもかかわらず、軌道修正がなされなかったことも。だから、いつの間にか日本だけ取り残された形になっているのです。

そのことは私の経験からも凄く理解できました。
私は2001年から2002年の一年間ニュージーランドでワーキングホリデーを楽しみました。ワークビザ付いており、一定の期間は仕事をすることが出来るのです。ですから、旅費の足しに現地で働きました。
その時私が貰っていた時給額はニュージーランドドルで9ドルとか10ドル。
現在どうなっているでしょうか?

2002年当時の最低賃金を調べますと 8ドル。
2019年のニュージーランドの最低賃金 17.7ドル。
17年の間に約2.2倍の増加。

日本は?私の住む福岡県を比較しますと。
2002年 643円
2019年 841円
同じ17年間で日本はたった1.3倍しか増えませんでした。

日本の人々の給与所得は他国に対してこの20年の間、伸びなかったことは確かです。
つまり、、『デフレ』が引き続きずっと続いているということです。
しかも、生活必需品は年々値上がりしていますよね。ですから節約するしか選択肢がないということになる。

だから、”節約”とか”買わない”とか”持たない”ことのススメが流行る??節約や物を持ちすぎないこと自体は悪いことではないんですけど。

しかしながら、『デフレを脱却』が出来ないってなると、成長が無いためこれからの若者の未来って非常に暗いものになる訳です。危惧すべき理由はそこにあるでしょう。

デフレ脱却の意義は「奇跡の経済教室」にも詳しく載せられています。このデフレが脱却しないまま日本は消費税を5%から8%、そしてこの度10%に上げたことは非常に悪循環を産んでいます。
さらには20%なんて話もありますが、”この日本”で推進してはいけないという事が益々解りました。

「北欧だって25%じゃん!」という話は日本においては通用しないという事なのです。

モヤモヤしていた私の考えがこれを読んで少しスッキリしたのは言うまでもありません。

わたしの”モヤモヤ”が晴れる時が来てほしい。

北欧のように福祉が充実し、子育てに教育への不安や年金生活での不安が無くなったらどんなにいいだろう?
そしたら、喜んで税金払うよ~って思っていました。
でも、日本を見渡すと程遠い。モヤモヤです。

日本は今後どうなればいいんだろうってずっと思っていました。

前にも「幸せ度」について書いた通り。

幸福度1位のフィンランド。わたし達の幸福度を上げる要素って本当は何なんだ?
フィンランド、『福祉国家』です。やはり、障がい者のいる家庭ですから、”福祉”って重要なんですよね。。『福祉国家』だからこそ、幸福度ランキングで上位なのだろうと思うのです。ちょっと気になり、ランキングのグラフをよく見てみました。いったい幸福度は何で図られているのか、どんな理由で高くなっているのかな??

色々考えるのは、難病である夫との暮らしを少しでも楽しく、不安なく、前もって何か起きても大丈夫なように準備しておきたいから。

だから、色々観察し、調べておかないとって最近ますます思うようになりました。社会を観察していると、色んな事が悪い方に変えられていることに気づくようになりました。

でも、自分には毎日働いて、夫と自分の健康に注意して、無駄なお金を使わずに貯金してって、そんな事しかできないの。

それ以上の事って”庶民”にはできない。
良くも悪くも『政治』が『政策』によってしかできない事なの。
経済政策だけでなく、色んな間違いを今、日本はしていると感じる。

このことは、日本人の「幸福度の低さ」にも影響していると思う。

この本の著者もそのことを深く嘆いている。誰も今の経済政策の間違いを正そうとしていないって。
それと、そのことに多くの国民自体が気付いていないという部分。

人々が気付いて”ザワザワ”してこないといけないと思う。

まずは、多くの人が『日本の経済政策の誤り』に気付く必要があるって感じさせられたのでした。

コメント

  1. ドロスケ より:

    はじめまして。
    この手の本は、現実を突きつけられるのが怖いからという理由で避けてましたが、今度ばかりは読んでみようと思いました!

    きっかけをいただき、感謝です!

    • tuliptulip より:

      コメントをありがとうございました。
      経済にさほど興味もなく生きてきたのですが、何だかオカシイと感じて早数年。。将来に備えておきたいという思いから色々と調べていると、日本経済って大変な事になっているのだと改めて気づいた次第です。
      この本には「戦略編」という続きがあります。こちらもおススメです。

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